暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第155話 いつか届く、あの城に
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〜現代 エギルの店 ダイシー・カフェ〜



 場面は、いつも通り 現代のダイシー・カフェに戻る。レイナは、話し終えると、頬を赤く染めた。お酒……、殆どジュースだけど、それによるもの+リュウキとの事、だろう。……抱きしめてくれたのは、アレが初めてだったんだ。

「ぁぅ〜……///」

 勢いに任せた……と言えばそうだろう。だが、言わなくてよかった所まで言ったんじゃないか?とやや、後悔もしている。リミッターを外してしまっているのが、この雰囲気+ジュース?だ。

「良いですね……、レイナさん。りゅーきさんに……// (羨ましすぎです〜……)」

 シリカは、羨ましそうにレイナの方を見ていた。頬をほんのりと赤く染めながら。

 リュウキから、と言う展開が羨ましい様だ。

 こちらから、と言うのはありそうだけれど、リュウキの方から……と言うのが稀少(レア)中の稀少(レア)だろう。それも、結婚してなかった事を考えたら。

「あー、はいはい。ご馳走様。美味しかったわよ? もーお腹いっぱい」

 リズは、ニヤニヤと笑っていた。アスナも、この時ばかりは、笑っていた。キリトの方を見て……、『キリトくんは、りゅーき君の様な事、してくれるのかなぁ〜?』と、言ってる気がする。それは、他人には判るはずもなく、キリトとアスナにしか判らない。……キリトは、若干頬を赤く染め、頭を掻いていた。

「そ、それも良かったですが、どーやって、結婚まで持ち込んだんですかっ!?」
「え、ええっ!? ま、まだ、私の番なのっ??」
「シリカってば、攻めるわね〜、よーし! あーたしも 便乗しちゃおうかなっ!」
「リーズー? お腹いっぱい! って言ってたのは、誰だったの??」
「デザートは別腹! ってヤツよ。……アスナとキリトのでも良いけど〜?」
「っ!! え、ええっ! も、もういいじゃないっ!!!」

 そして、少し離れたところでは、話しを聞いていた女性陣。

「……こっちは、もう聴いてるだけで」
「リズさんじゃないですけど、ほんとにお腹いっぱい、ですね……」
「私も相手、見つけないとかなぁ……」

 ユリエール、サチ、ヨルコの3人組。
 本当に大盛り上がりの女性陣達を見ていてそう呟いていた。

 そして、一部のあまりの女性、女子パワーに男性陣は、若干影が薄くなってきている様にも見える。




「あー……、エギル。そろそろ時間的にマジやばくなってきたから、お冷くれ」
「お? 何だ。理性残ってたのか?」

 クラインのまさかの申し出に、エギルは驚いていた。さっきまで、リュウキやキリトの話しを聴いてるだけで、嫉妬オーラをびんびんに出していたのにだ。

「まぁ……、全てを忘れてぇぇ!!? って思ったのは事
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