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転生特典をもらっても全て得になるとは限らない
機動戦士ガンダムSEED編
第16話
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き金を引く。戦闘ヘリは左に逸れながら回避していくがこちらも戦闘ヘリが逸れる方向に体の向きを転換しながら銃撃を続いていく。
 最終的にヘリは銃弾を避けきれずにコックピットに被弾。爆発を起こして残骸も残らず消えていった。
 それを一瞬確認した後すぐに爆発で壊れず砂地に落下して埋もれかけているナイフを発見、回収してストライクのいる方向を見やる。

「やっぱりああなったか…」

 バクゥ五機はストライクを取り囲むように疾走しながらレールガンやミサイルを発射し翻弄している。ストライクは右肩の120mm対艦砲や頭部のイーゲルシュテルンでバクゥを攻撃するが、元々バクゥは砂漠用に開発された機種だ。砂に足を取られて思うように身動きの取れないストライクの攻撃など避けるのは至極簡単な話だった。
 その直後、アークエンジェルからスレッジハマーが数発発射されバクゥのいるエリアに着弾した。身動きができずに地に伏していたストライクの事はお構いなしの攻撃だったがバクゥには全く当たらず、周りに着弾して砂煙を巻き上げるだけに終わってしまった。ストライクはPS装甲のお蔭で目に見えるダメージは負っていないのがせめてもの救いといったところだ。…まあ、原作通りナタルの判断なんだろうが結果論でいえばミスだな、これは。
 バクゥ達がストライクへの攻撃を再開しようと動き出した為オレはストライクを援護する為突撃機銃を放ってバクゥに対し牽制を行う。丁度二機がこちらの銃撃に当たりそうになり咄嗟に回避行動をとる。その二機は他の機体にストライクの相手を任せたようで砂漠を走りながら攻撃を仕掛けてきた。

「そのままこちらに引きつけられていろ。そうすればあっちの負担が減る」

 その攻撃をスラスターを噴かせて回避行動を取りながら腰に装備していた重斬刀を抜く。
 オレのジンは「荒廃した世界」で砂漠での戦闘経験があった為既に砂地に対応できるようOSを調整しているが、それでも所詮ジンは砂漠での戦闘を想定した機種ではない。あちらは元よりこの環境下で戦えるよう設計されておりこの戦場では絶対的有利になれるスペックを持っている。この状況でバクゥに射撃戦を挑むのは例え撃墜できても無駄に弾を消費してしまうだけだ。
 敵の砲撃をスラスターを使って急速に移動する事で避けながらタイミングを見計らう。無闇に突っ込んでも集中砲火を喰らうだけだ。だから攻撃するなら確実に仕留められる時でなければならない。
 その瞬間は何回か敵の砲撃を避け続けてから訪れた。後方に廻ったバクゥが飛び上がりながら突進を仕掛けてきた。砲撃が全く当たらないのに痺れを切らしたのか?だがこれはチャンスだ…!
 バクゥがギリギリまで近づいてくるのを待ち、あちらが前脚でジンに殴りかかってきた瞬間、その攻撃を機体の重心をバクゥが襲いかかってきた方向へ反らす
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