暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十六話 ー星の聖域、ですよー
[1/11]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
優希が権現坂道場でデュエルしているのと同時刻。
レオ・デュエル・スクール(LDS)でもまた二人の決闘者が対峙していた。

「へぇ、僕の相手って今巷で騒がれてる君だったのかい」

LDSのメインコートでデュエルディスクを構えながらそういうのは、言わずと知れたLDSエクシーズ召喚コースの首席、志島 北斗だった。
余裕綽々といった感じだが、彼は知らない。
……今回、被害者になるという事を。

そして、メインコートに立つ者がもう一人。
鮮やかな緋色の髪の毛と、闇色のようなブラウスが特徴的な少女は頭に被った赤帽子で顔を隠しながら……

(モブ如きが粋がって……、哀れですねぇ〜)

……笑いを堪えていた。

クスクスと笑いを堪える表情は少女特有の可愛らしさを持つ反面、隠しきれない黒い本性が滲み出ていた。

(あぁ、それにしても優希さんとジュニアユース選手権で戦うからと言って、少しでもお側を離れるのは寂しいものですね……)

顔を上げ、明後日の方向を見上げるその表情はなんとも言えない悲哀さと恍惚としたものが感じられた。

『志島北斗、常闇 冥。両名準備はよろしくですか?』

「あぁ、問題ない」

審判に二人とも名前を呼ばれ、北斗は即座に反応して言葉を返す。だが、常闇 冥と呼ばれた少女は上の空。心ここにあらずといった風貌だ。

(あぁ、優希さんが恋しいです。こんな奴、さっさと片して帰りましょう)

そして、何を隠そうこの少女ー常闇 冥ーは優希の憑きモノである『魔界発現世行きデスガイド』の精霊、通称デスガイドである。

今も優希の事を想い慕い、あらぬ想像に(ふけ)ってはいるがその実力は並の決闘者より遥かに上である。

「ふふ、戻ったら優希さんと……久々にちょっと強引にでも…「おい、君!準備はいいかね!」……ちっ」

審判の呼ばれ、強引に現実に引き戻された事が癪に障ったのか、小さく舌打ちをする。
そして、営業スマイルを対戦相手である北斗に向け、一言。

「精々、本気できてくださいね?じゃないとすぐに終わっちゃうので」
「っ??」

背中に氷水でもぶち込まれたような悪寒を感じ、後方に飛び退く。
一瞬だが、彼女の殺気に当てられた北斗にはたっぷりと冷や汗を流していた。

「まぁ所詮こんなもんですね。」

はぁ、ため息を吐くと審判に準備が終わった節を伝え、ようやくデュエルとなる。

「頑張りなさいよ!北斗!」
「オメェ、最近いいとこないんだからな〜!」
「煩い!外野は黙って見ろよ!」

観客席から真澄と刃が檄を飛ばす。
北斗もいつもの事なのか、皮肉には憎まれ口で返すとデュエルディスクを構え、相手であるデスガイドを見据える。

「それではデュエルを開始します。
ーーアク
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ