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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十四話 ー権現坂流・不動の決闘ー
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スター全てを破壊し、互いに1000ポイントのダメージを与える!」
「なっ!全滅!?」

突如現れた球体が、 大 爆 発 !
瞬く間にフィールドがスッキリとする。

「これは酷い。」
「ふん、メタモルポットの手札交換が仇となったな。
俺は墓地へと送られた『超重武者装留(そうる) イワトオシ』の効果により、デッキから『超重武者 ビッグベンーK』を手札に加える。」

逆転の一打を決めた権現坂はドヤ顔を浮かべる。

「ちっ、私はモンスターを伏せ、ターンエンド。」

仕留めきれなかった事に若干不満を覚えつつ、権現坂に対しかかってこいと言わんばかりに好戦的な笑みを浮かべる。

「いくぞ、俺のターン、ドロー!」

ゴゥッとドローだけで突風が巻き起こり、危うく転びそうになる。

「墓地に魔法・罠カードが存在しない時、このカードは特殊召喚できる。来い、『超重武者 ビッグワラーG』!さらにビッグワラーGはダブルコストモンスターだ!
「っ!来るか!」
「おう!俺はビッグワラーGをリリースし、アドバンス召喚!動かざる事山の如し!不動の姿今見せん!出でよ、『超重武者 ビッグベンーK』!」

不動を体現するかの如く権現坂の前に佇むビッグベンーK。
まさしく壁のようだ。

「ビッグベンーKは召喚時、表示形式を変更できる。よって守備表示に変更する。さらに俺は手札から『超重武者装留(そうる) イワトオシ』、『超重武者装留(そうる) ダブルホーン』を装備する!」

腕に弩が装着され、兜は二本の大角が生えたものに変わる。

「権現坂、このターンで決める気だ!」

遊矢が権現坂の意図を汲み取ったのかそう叫んだ。
イワトオシはビッグベンーKに貫通攻撃を与え、ダブルホーンは二回攻撃の効果を付与する。そして、私の場にはセットモンスターが一体で、残りライフが3000。

……少し不味いかも

「バトルだ!覚悟しろ、優希!ビッグベンーKで裏守備モンスターを攻撃する!」

発射された矢を影のようなモンスターが体を張って受け止める。

「破壊されたのは『E・HERO シャドーミスト』!効果で、デッキから『EーHERO マリシャスエッジ』を手札に。」
「かまわん!イワトオシの効果により、ビッグベンーKは守備力を超えただけ、戦闘ダメージを与える!」
「くっ……!」

超過ダメージ、2100をもらい、残りライフが900とレッドゾーンへと入る。

「ダブルホーンを装備している超重武者は1ターンに2度攻撃が可能だ!これで終わりだ!」
「ところがどっこい!そうは問屋が下ろさねぇ!ダメージを受けた瞬間、手札から『BK (バーニング・ナックラー) ベイル』を特殊召喚!」
「なにっ!?」

二つに等分された盾を持った戦
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