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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十四話 ー権現坂流・不動の決闘ー
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頑張ってと全くありがたみの感じられない声援だけを送り、引き返していったのだ。

というわけで、現在私一人寂しく山登りをしているわけである。

『優希さ〜ん、私の事忘れちゃ、ヤーですよ?』

訂正。一人と、一体で寂しく山登りしているわけである。


ー◆◇◆ー

山登りを開始し、一時間と数分。ようやく、ゴールである道場の門が視界に映る。

「……ようやく来おったか。」

ぜぇぜぇと肩で息をしながら、そこまで辿り着くと不意に声をかけられる。
声のした方へと振り向けば、でかっ鼻にリーゼント。これだけ言えば、誰だかわかる。
そう、権現坂道場の跡取りであり、私の対戦相手。
権現坂 昇だ。

深呼吸をして、息を整えると権現坂を睨みつけ、ありったけの怨沙を込め一言。

「……権現坂 オ ボ エ ト ケ 。」
「っ!?」

ここまで登った駄賃を利子つけて返してやるから、デュエル、覚悟しとけ。と言ったのだが、あまりにも私の憎悪が溜まり過ぎていたため、気圧された権現坂がオロオロしだすという珍しい光景が見られた。

「あー!姉ちゃん、やっと来たよー!」
「え?」

門の向こう側からーー早々と帰った筈のーー我が弟、徹の声が聞こえ、権現坂への怨念を忘れ、耳を疑う。
そして、それは権現坂の説明によって解消される。

「お、おぉ、言い忘れておったがお前以外の面々は皆裏手にあるゴンドラで登って来ておるぞ。」
「おい、テメェ、なんつった?エェ?」

ほぼ無意識に権現坂の胸倉を掴みあげ、語調が荒くなる。
それほどまでに、今の発言は聞き捨てならないのだ。

「ま、待て……!い、一旦手を離せ!」
「ちっ……」

手を離せば、権現坂は冷や汗を拭いつつ、息を整える。

「てか、なんでに徒歩以外に移動手段あるなら使わせてくれないのさ!」

憤慨しつつ、尋ねれば、権現坂曰く「応援者のためだったり、親父さんも歳らしいからだ」と。
一応、私も花も恥じらう淑女(レディ)なんですけど!

「それに、この山登りは親父殿の意向でな、権現坂に挑む者はそんくらいの根性を見せんかいっ!、と言って聞かんのだ。」
「くっ、なんて横暴な!その駄目親父ここに連れて来い!私の無限ループバーンで寿命ごと焼き払ってやるわ!」

ここまで溜めていた鬱憤がここに来て爆発する。
そして、騒ぎを聞きつけたのか門の奥からぞろぞろと見知った面々が現れる。

「おお、優希いたいた……って、早速穏やかじゃないな!?」
「えー、無限ループ?何それ、愉しそ〜!」
「素良さん、呑気なこと言ってないで、止めてください!」

上から順に遊矢、素良、徹だったりする。
結局、遊矢に取り押さえられ権現坂道場現党首に殴り込みには行けなかったが、代わり
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