暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン  〜蒼き神速使い〜
28 あきらめない

[8]前話 [1]後書き [2]次話
「なになに、なんなのこれ!!」
とおちゃらけた感じでリーファに尋ねると
「さっきつぶしたのは高位魔法のトレーシングサーチャーよ」
「とれーしんぐさーちゃー?」
「そう。サーチャーを潰したのはもうばれてる。この辺にきたら山ほどサーチャーを出すだろうから、
確実に見つかっちゃう。それに、さっきのやつは火属性の使い魔なの。たぶん今接近しているパーティーは・・・・」
「サラマンダー。かな」
「たぶん」
話しながらも走っていると湖に差し掛かりそこにかかる橋にたどり着く。
駆け抜けようとしたそのとき。
突如飛んできた謎の物体が巨大な岩壁へと変わり道をふさいだ。
「わお、びっくり」
慌てて急制動をかけるもキリトは間に合わず壁に剣を入れるがはじかれてしまう。
「これは土魔法の障壁だから物理攻撃じゃ無理ね。攻撃魔法をたくさん打てば・・・」
「時間がないよ」
「こんなかは?」
とキリトが指差したのは湖。しかしリーファは
「うーん。超高レベルのモンスターがいるから無理かな。でもウンディーネがいるから何とかいけるかな?」
「お、俺魔法のスペル読めないよ。たぶん」
「そうだったね・・・」
「んじゃあ」
「戦うしかないでしょ。キリトは前衛頼む」
「あれお前はやらないのか?」
「だってキリトのその大剣じゃ俺がいたら危なさそうだし」
「それもそうか。・・・きたぞ」
キリトは剣を抜き放つと突っ込んでいく。
だが。
前衛のサラマンダーたちは盾の後ろに姿を隠した。
「ああ。これね」
超攻撃特化のボスキャラのときこんなことしてたっけ。
ということは・・・。
と思ったそのとき案の定後ろから攻撃魔法と思われる火の玉が飛んできた。
あわててリーファがキリトを回復させると再びキリトが突っ込んでいく。
それを何回か続けるとリーファが叫んだ。
「もういいよ、キリト君!!スイルベーンからまた数時間飛べばいいじゃない!だからもうあきらめようよ・・・」
その言葉に俺は反応した。
「あきらめる?そんなのしらねえなあ!!・・・キリト!!」
「おう!」
キリトも気づいたようだ。俺が何をするかを。
「「スイッチ!!」」
俺とキリトは瞬時に入れ替わると盾と盾の隙間に剣を差し込む。
そのまま足を使ってさらにその穴をこじ開けると右側の盾を持っていたやつを切り倒す。
そうやってできた空間をさらに広げるためキリトにバトンパス。
キリトが広げた穴をさらにこじ開けてひとつずつ確実に息の根を止めていく。
そうして残ったのは一人の男のみ。
実に10分かからずにほぼ全滅した。
「さあて」
と思いっきり目の前に剣を振り下ろすと俺は男を脅し始めた。


[8]前話 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ