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銀魂 銀と黒の魂を持つ夜叉
吉原炎上編
十訓
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ていたようだぜ。」

「違う。やつは鳳仙の部下ではない。」

なに!?

「そのガキをこっちによこせ。」

「くっ!」

こいつは一体なんなんだ?鳳仙の部下じゃないなら、なぜ清太を狙う?

「銀ちゃん。あいつやばいアル。とんでもなくやばいにおいがするアル。幾多の戦場を生き抜き染み込んだ血のにおい。やつは、本物の夜兎アル。」

そんなこと、とっくに気づいてらぁ。

「ふっ。」

ちっ!あいつ殺り合う気満々じゃねえか!?

「早く行け!」

月詠が応戦する。だが一人じゃそんな長くはもたない。力の差がありすぎる!

ドドドドドドドド!!

「下から!?」

ちぃ!複数いんのかよ!?このままじゃまずい!とにかくかく清太を

グボォッ!

「がぁ!」

傘が俺の腹に直撃。そしてうしろに回られ吹っ飛ばされる。

「夜兎が二人なんて・・・・」

「くそっ!はなせよ!」

「清太ぁぁぁ!!」

神楽が清太を取り戻そうと突っ込む。そのときだった。三人目!俺は神楽に向かって駆け出す。間に合え!

「邪魔だ。言ったはずだよ。弱いものに興味はないって。」

「お前は・・・・・・」

ドガアアアアアアン!!

「神楽ちぁぁぁぁん!!」


「!」

「なんとか間に合ったぜ。」

「へぇ、誰よりも俺の存在に気づいて防いだか。」

こいつ、なんてパワーだ!それに他の二人よりもずっとやばい!このままじゃ全滅だ!

「君、面白いね。でも、これに耐えられるかな?」

二撃目だと!?やばい、耐えきれねえ!

ドガアアアアアアアアアアアア!!!

「銀さぁぁぁぁぁん!!!」






「やりすぎたかねえ?」

「大丈夫だろ。鳳仙の旦那は花魁にご執心だ。それにこれぐらいやらないと死ぬようなやつじゃないしね。」

「知ってるやつでもいたのか?」

「いや、もう関係ないや。それよりももっと面白いやつがいたね。もう少しやり合いたかったな。」

「団長の一撃目を止めた奴か?確かに地球人にしてはいい線いってたんじゃねえの?」

「とりあえず、この子を鳳仙の旦那のところに持ってこうか。」

「うーい。」











「みんな大丈夫ですか?」

「なんとか。」

「でも、銀ちゃんが私をかばって・・・・」

「あいつらは一体・・・・・」

「おそらく《春雨》じゃな。」

「《春雨》ってあの宇宙海賊の!?」

「吉原の女は人身売買で流れ着いたものも多い。その利権に昔から深く関わっているのが宇宙海賊春雨。いや、関わるどころか吉原の老主夜王鳳仙こそ、春雨で幹部を務めていた男。夜王と呼ばれている
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