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オズのカエルマン
第七幕その七

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「あの、気になったことですけれど」
「うむ、何じゃ」
「はい、ここには馬がいますね」
「皆乗っておるぞ」
「そうですね、ただオズの国の馬は」
 その馬のことをです、神宝は言うのでした。
「木挽の馬だけで」
「そうじゃ、それでわし等もじゃ」
 酋長さんは神宝のその問いに答えるのでした。
「最初は乗っていなかった」
「そうですよね」
「しかしオズの国はな」
 この国はといいますと。
「アメリカが反映される国じゃな」
「アメリカに馬がいれば」
「そういうことじゃ」
「そうでしたか」
「だから他の馬もな」
 その馬達もというのです。
「おるぞ」
「そうですよね」
「そう、だからのう」
「馬もいるということで」
「特に気にすることはない」
「わかりました」
 ここまで聞いてです、神宝も納得して頷くのでした。酋長さんはここまでお話してそうしてなのでした。ふとです。
 ここで、です。こんなことも言いました。
「さて、ではな」
「さて?」
「話に夢中で皆飲んでも食べてもおらんではないか」
 お茶もお菓子もというのです。
「折角のおやつの時間だというのに」
「あっ、そうだね」
 ここで、なのでした。魔法使いも酋長さんの言葉に応えました。
 そして、です。こうも言いました。
「それじゃあ」
「遠慮はいらん」
 明るく言う酋長さんでした。
「どんどん食べてくれ」
「それじゃあお言葉に甘えて」
「オズの国では甘いものは遠慮せぬ」
「皆で仲良くだね」
「食べてこそじゃ」
 だからだというのです。
「よいな」
「それではね」
「さてさて、幾らでもあるからな」
 お茶もお菓子もどちらもというのです。
「シュークリーム以外のお菓子もあるぞ」
「シュークリームが少し意外ですね」
 神宝はこのことを笑って言うのでした。
「ネイティブの人のお菓子としては」
「ははは、そうじゃろうな」
「交易で手に入れたからですね」
「そうじゃ、あるのもな」
 それもというのです。
「オズの国ということじゃ」
「そういうことですね」
「だから心配することはない」
「そうですか」
「さあさあ、食べてくれ」
 また言う酋長さんでした。
「皆で食べて仲良くな」
「楽しむんですね」
「わしが嫌いなことが一つある」
 酋長さんはくすりと笑ってこうも言いました。
「それは美味しいものを独り占めすることじゃ」
「そのことがですか」
「嫌いじゃ」
 そうだというのです。
「だからな」
「今はですね」
「皆で食べようぞ」
「じゃあ」 
 五人がまずシュークリームを手に取りました、そして。
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