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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
受難‐サクリファイス‐part2/ネクサスVSゼットン
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気なんとか…)
マチルダは二人の様子を見つつも、彼女もまたこの重い空気をどう打開しようと考えているが、とりあえず浮かんだのは様子見することだけ。彼さえどうにかできれば問題ないのだが…いじけた子供をなだめたことはあっても、シュウほど胸に何か重いものをつかえさせている人間は初だ。というか、年頃の男子とはこうもめんどくさいものだろうか。
「…ごちそうさま」
元々食している量が少なかったこともあってテファが最初に平らげる。それに続いてシュウもまた飯を平らげそのまま自分が寝泊まりする部屋に戻っていこうとする。
一言も、言葉を交わさないまま…。
そのときだった。
シュウは何かを感じ取ったのか顔を上げた。
「シュウ、どうしたんだい?」
「…来る」
「え?」
きょとんとするマチルダや子供たち。すると、宿の食堂に突如男が飛び込んできる。
「か、怪獣だ!!こっちへやってくるぞ!」
驚くみんなを他所に、シュウは衝動に駆られるように外に出た。
外に出ると、街のあちこちから、飛竜が飛び立っていく。街に駐在しているアルビオン兵が緊急事態を察して竜を駆って出撃したのだ。方角は南、自分たちがいずれアルビオンから出るために利用する港町の方角からだ。
反対側を振り向いて街の外の方を見る。
向こうから火の手が上がっていた。そこには特に竜騎士たちが集まっており、何かに向けて魔法を放ち続けている。が、信じられないことが起きていた。
「ま、魔法が跳ね返っている!!」
「まさか、先住魔法…ぎゃああああああああ!!」
すでにこのとき、街にはゼットンが入り込もうとしていた。竜騎士たちの放つ魔法が、ゼトンに届く前に、見えない何かに阻まれ弾かれている。そしてその返しといわんばかりに、ゼットンは顔の発光体からエネルギー弾を連続発射して次々と竜騎士たちを撃墜し、そのまま町を破壊し始める。宿の中を含めた、街の人たちがその姿を見て逃げ出していく。
ゼットンの姿を、シュウもすぐに見つけることができた。彼はゼットンを見て、あるものを感じ取った。
今まで戦ってきた相手の中でも5本の指に入るに違いない。果たして倒せるだろうか?
…いや、相手が誰であろうとも…倒さなければならない。こうしている間にも、竜騎士や今もこうして逃げ伸びようとしている街の人たちが。
テファたちもシュウを追って外に出ると、アルビオンの竜騎士たちを圧倒しているゼットンの姿をすぐに目の当たりにした。
「竜騎士がこうもあっさりやられるなんてね…」
マチルダも怪獣の脅威こそ知っているが、正規の軍に所属するメイジたちと怪獣の戦いを見て、こうも圧倒的な戦力差を実感させる現実に戦慄と驚愕の両方を同時に覚えさせられる。
「行かなきゃ…」
シュウはさらに焦りを覚えさせられる。ここで迷っている場合など最初からないのだ。右手
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