暁 〜小説投稿サイト〜
歌集「春雪花」
93

[8]前話 [2]次話



 思い出も

  抱きし流る

   魚野川

 君に忘るる

    われをも流せ



 古くは暴れ川といわれた魚野川…。川辺を歩けば思い出すら抱いて流れゆく。

 そんな故郷の川よ…彼に忘れられてゆく私を、思い出と共に流してはくれまいか…。

 この…虚しいだけの時間と共に消し去って…。



 日々恋し

  心を歌に

   詠みにける

 重ね重ねも

     君に届かじ



 毎日、彼が恋しくて…その想いを歌に詠み続けている…。

 だが…どれだけ詠んだとしても、全く意味などないのだ…。
 言葉を重ね、心を尽くしたとて…彼に届くものなぞないのだから…。

 人生とは、本当に…侘しいものだと思う…。




[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ