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ソードアートオンライン  〜蒼き神速使い〜
20 馬鹿なキリト

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「うわああああああああっ!!」
「ばかだろ・・・」
と俺も降りていくとなぜか女の子に
「何してるの!?早く逃げて!」
と諭される。
まあ、俺たち初期装備だからな・・・。
「何だ。女の子いじめはよくないぞ」
「なんだとてめえら!!」
「初期装備でのこのこ出てきやがって馬鹿じゃねえのか?お望みどうり狩ってやるよ!!」
と地面にいる二人が声を上げるが、俺はにこっと微笑んで
「ごめんねー。狩られるのはたぶん」
そこでわざわざ言葉を切るとフルスピードで奴らのところに回りこみ、
「な・・・・!?」
「お前らだ」
一撃必殺。拳を首の部分に直撃させると、左右に二人吹き飛ばした。
「キリト後はよろしくー」
「はいはい。・・・えーとあいつら斬ってもいいのかな?」
「いいんじゃいかしら・・・少なくとも先方はそのつもりだと思うけど・・・」
「じゃあ」
「遠慮なく」
にっこりと笑うとSAO時代に鍛え上げた速度で狩っていく。
キリトも無事終わったようだ。
「で、どうするの?あんたも戦う?」
サラマンダーの男は苦笑して
「やめとくよ。もうちょっとで魔法スキルが900なんだ、ペナルティが惜しい」
「あっそ。つまんないなー。じゃあかえってね。ばいばい」
とふと気づき
「そういえば君はいいの?」
「あたしもいいわ。今度はきっちり勝つわよ」
「正直言うと君にも勝てなさそうだけどね」
そういって男は飛び去っていった。
「・・・で、あたしはどうすればいいの?お礼を言うの?それとも逃げればいいの?もしかして戦う?」
「俺的には正義・・・」
「ユイは大丈夫なのかキリト」
無理やりキリトの言葉をぶった切ると気がかりなことを口にする。
「はっ!!大丈夫かユイ」
「大丈夫です・・・」
とユイの姿を見た女の子はうわあ!!と驚きユイをながめた。
「これ、プライベートピクシーでしょ!?プレオープンの販促キャンペーンで抽選配布されたっていう・・。すごいはじめてみた!」
「わ、わた・・・ふぐっ」
何やらを言おうとしたユイをキリトが全力でふさぎかわりにおれがこたえた。
「そ、そうだ。くじ運よくて・・・」
「ふーん?」
「ど、どうしました?」
なにやら疑っているらしい。
「変な人たちだなーと思って。プレオープンからやってる割には初期装備だし。と思ったらやたらと強いしさ」
「む、昔アカウントだけ作って始めたのは最近なんだよ」
「お、俺もだ」
二人して冷や汗をかいている。
「それはいいけど・・・なんでスプリガンとウンディーネがこんなところに?」
「み、道に迷いまして・・・」
・・・こいつ馬鹿すぎる。
けど幸い、
「あはは。君たち方向音痴なんだねー」
の一言で何とかばれなかった。
「私はリーファ。あなたたちは?」
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