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頭痛、吐き気、腹痛、目眩

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貴 「っ!…痛っ」

鳴海は畳の上でお腹を抱えていた。

ガラッ

不二 「おはっ…鳴海?」

不二は鳴海の元に駆け寄った。

貴 「おはy((痛っ…」

不 「お腹痛いの?」

不二は心配そうに鳴海を見ていた。

貴 「腹痛、吐き気、頭痛、目眩…っっ!」

不 「そんなにっ…熱、は…無いよね」

不二は鳴海を抱えておでこに手を当てた。

貴 「昨日の夜…嫌な事、有って…精神的ダメージ…だと思う…いっ!…」

不 「今日は帰ろう?」

鳴海はお腹を抱えた。

貴 「嫌っ!!!」

不 「!?!?」

鳴海が怒鳴ると不二はビックリした。

貴 「いっっ!」

不 「鳴海!?、学校に居ても休まらないからやっぱり帰ろう?」

不二がそう言うと鳴海はブンブンっと頭を振った。

不 「でも…」

貴 「うっ…ヤバい、吐きたい…無理にでも吐いて来るっ」

鳴海はフラフラっと立ち上がり教室を出ようとした。

ギュッ

不 「鳴海っ!」

不二は鳴海を抱き締めた。

貴 「うっ、ヤバッ」

ドンッ

鳴海は不二を突き放してトイレに駆け込んだ。

不 「鳴海…」

貴 「うえっ…ゴホゴホッ…うっ」

鳴海は胸が詰まり息がしにくくなっていた。

貴 「ハァハァ…ウェッ…」

鳴海は物を再び戻し流した。

貴 「もっと吐きたい…けど、腹と頭痛っ」

鳴海はフラフラしながら洗面所に向かい口と口の中を洗った。

ガチャ

貴 「っっ!、頭痛っ」

不 「鳴海…兎に角戻ろうか」

不二は鳴海を支えた。

貴 「も、やだっ…」

ポロッ

鳴海の目からは涙が流れた。

不 「鳴海!?、昨日、そんなに辛かったの?」

貴 「痛いの、我慢出来ないっ…」

鳴海と不二はフレンドリィ教室に戻った。

不 「じゃあ…」

パサッ ギュッ

貴 「不二?」

不二は自分のブレザーを掛けて抱き締めた。

不 「こうすれば安心するし暖まる、でしょ?」

貴 「うん、安心する…何だか…眠、い…」

鳴海はコクコクッと眠そうにしていた。

不 「寝て良いよ、おやすみ」

貴 「すぅ…すぅ…」

鳴海は眠ってしまった。

不 「鳴海の頭痛や腹痛が治るまで一緒に居てあげる」

ギュッ

不二は優しく抱き締めた頭を撫でた。


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