【東方Project】編
077 月面戦争
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やりたい事──所謂火事場泥棒≠熄Iわったので、“腑罪証明”で紫の近くに転移すると、月の防衛隊に紫が囲まれていた。……今しがた俺が呟いた通り、どこからどうみてもピンチだった。
(……妖怪≠フ数も大分減っているな。……そろそろ潮時だな)
……取り敢えず、紫を助ける為にある自作スキルを使う。……輝夜を連れて行かせない為に作ったは良かったが、大体はゴキブリの様な害虫の殲滅に使う事くらいにしか使わなかった殲滅型≠フスキルを、よもや月の民≠ノ使う事になるとは思わなかった。
「……これも因果か…。“残った一人は首を吊った(アンドゼンゼアワーノーン)”」
紫を囲んでいた防衛隊の連中は、その場に糸が切れた操り人形の様に崩れ落ちる。……返事が無いただの屍だ。彼らの首を見てみれば、ロープの様な物で絞められた感じの痕がくっきりと残っている。……自作の、大量虐殺のスキル≠ナある。
「真人…?」
「……はい、とっとと撤退した。……もう大勢は決しているだろう? 俺も大体やりたい事は終わったからさ」
「……真人はどうするの?」
素(?)が出ている紫。
「……殿でも努めておくさ。はい、撤退したした」
「……絶対に戻って来ること、判ったかしら?」
「必ずや」
そう不安そうな表情の紫の不安を払拭出来るよう、笑顔で見送るのだった。……この時、距離と角度の関係で紫の頬が朱に染まっている事に気付かなかった。
SIDE END
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