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ロンリーファイター
第一章
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そのPー61に乗るアーサー=エリック少尉とミッキー=クローリー伍長を集めてだった。
 そのうえでだ、彼はその青い目を持っている彫の深い顔でだ、短く刈った硬い金髪に手をやりつつ言った。
「俺達が出撃してだ」
「それで、ですね」
「ドイツの連中に一泡食わせるんですね」
「そうなった」
 こう二人に話すのだった。
「今夜から暴れるぞ」
「そのリミットは」
 クローリーはその黒い目を光らせてブロッサムに問うた。
「何時までですか?」
「晴れるまでだ」
「昼に、ですね」
「そうだ、昼に晴れて普通に出撃出来たらな」
「俺達はお役御免ですか」
「そういうことだ、わかったな」
「よくわかりました」
 その浅黒い、白人の顔だがいささかそうなっている顔をにやりとさせてだ、クローリーは答えた。見れば髪は赤茶色だ。
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