暁 〜小説投稿サイト〜
黄金バット 第五話フー=マンチュー博士
第二章
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「議員の人達を洗脳してね」
「自分の思うがままに操る」
「そのことを考えているみたいだよ」
「大変じゃないですか」 
 神谷さんは警部のそのことを聞いて仰天しました。
「そんなことをされたら」
「そう、そしてね」
「今日ここに来られた理由は」
「捜査の依頼で来たけれどね」
「フー博士が何処にいるのか」
「突き止めてもらいたい」
 フー博士の居場所を捜査して突き止めて欲しいというのです。
「是非ね、頼めるかな」
「喜んで」
 神谷さんは警部に確かな声で答えました。
「協力させてもらいます」
「事前にフー博士を見付けてね」
「国会議事堂にガスを撒くことを止めさせて」
「そのうえでね」
「フー博士も捕まえるんですね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「是非ね」
「あの博士を捕まえますか」」
「絶対にな、警察も腹を括ったよ」
 怪人と戦いそして捕まえることをというのです。
「大変なことだけれど」
「よし、それじゃあやりましょう」
 神谷さんも頷いてでした、そのうえで。
 フー博士の居場所を突き止める捜査に入りました、ですが。
 居場所は中々わかりません、それでなのでした。
 警部は捜査の合間に喫茶店に入ってでした、こう言いました。
「やっぱりね」
「そう簡単に尻尾を掴ませてくれないですね」
「伊達に怪人じゃないよ」
 不老不死で様々な力を持っている、です。
「天才科学者にしてね」
「悪の天才で」
「姿を隠すことも得意だよ」
「悪事を為すにはことが起こる前に見付かれば大変なことになりますからね」
「そう、そこを攻撃されて悪事が失敗するからね」
 それがわかっているから悪い人は隠れているのです、そしてフー博士も隠れることがかなり得意なのです。
「他の悪い奴もそうだけれど」
「隠れることが上手で」
「そう簡単にはね」
「見付からないよ」
 それこそというのです。
「ターゲットはあ中々捕まらない」
「そういうことですね」
「しかし」
 ここで警部は言いました、ご自身のコーヒー、白いカップの中の黒いそれを見ながら。
「諦める訳にはいかない」
「諦めたらですね」
「そこで終わりだよ、しかし」
「しかしですね」
「果たして何処にいるのか」
 そのフー博士がというのです。
「本当にわからないな」
「そうですね、あの博士は」
 ここで神谷さんはフー博士自身のことを考えました。
 そしてです、こう警部に言いました。
「慎重ですけれど大胆」
「そうした性格だっていうんだね」
「そしてことを一気に進めます」
 そうしてくるのがフー博士の槍買っただというのです。
「あの博士は」
「慎重にして大胆で」
「ことを一気に進めます」
「というと」
 それはと
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ