暁 〜小説投稿サイト〜
WATCH DOGS 〜in RIDER WORLD〜
PHASE 14 そして救出作戦へ
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「悪いな…遅くなって」

合流場所にはなんとかたどり着くことができた
とは言ってもまだまだ体は痛むが

「ん…霧島!?大丈夫か!?」
「ああ、一応な
お前こそ何だか体調悪そうだが…
大丈夫か?」
「うん…ちょっとあの会社のお堅い雰囲気に押されてね」

真野の顔は青白くなっていた
それだけでここまでなるのか…?
いや、人によってはなるのだろう
前に情報を見ていた人の中には
緊張で卒倒する症状を持つ人がいるくらいだ

「それでこっちがインタビューとして
聞き出した情報だけど…」
「ああ、それがな、必要ない
内部の研究者とちょっとした協力関係を結ぶことが出来て
必要ない情報も大量に入った」
「…そうなの?
なんだよ、あんな場所行って損したよ…」
「悪いな
だがこれで夏希を助けられる」
「よし、じゃあ今すぐにその…
ガイって人に連絡して取引を…」
「いや、ダメだ」
「え?」
「確かに情報は手に入った
だがこれをそう簡単には渡したくない
アーマードライダーである彼らは
方法とか戦う相手は違っても
一応…自分で言うのもなんだが、
この街を守ってる
その情報をやつに渡したらどうすると思う?
少なくとも悪いことは確かだ」
「じゃあどうするんだ?」
「一度連絡はする
だがその時に少し先の日付を取引の日にしてもらう」
「それで?」
「逆探知さ、俺を誰だと思ってる
コンピューターを操って仕事をするビジランテだぞ」
「でもそう簡単に探知できるかなぁ?」
「何とかなるさ、安心しろ」
「…逆探知したら?」
「すぐにその場所へ行く
例え携帯からの連絡だったとしても
監視カメラの過去の映像を追いかければアジトをみつけられるさ…多分
そして後は夏希を救出して身を隠すだけ
出来るならばガイの野郎も再起不能にする」
「そう…じゃあ連絡は任せるよ
悪いけどまだ少し気分が悪くてね
もう帰ってもいいかな?」
「ああ、構わん
こっからは俺とジョルディ達だけでいいからな
ご協力、感謝する」
「そうか…まあ、また何かできることがあったら連絡してくれ」
「了解、じゃあな」
「じゃあ」




真野を見送った後、
すぐにこちらもアジトへと戻る

(痛みは…和らいでないな
クソ…それにしても何なんだあの野郎…)

マッドの事を考えながらバイクの置いてある場所へと向かう

だが、その時突如爆発音が鳴り響いた

「何なんだよ!またかよ!チクショウ!」

爆発したところを見ると
亀にロケットランチャーがついたような怪人と
骨を模したようなタイツを着た集団が暴れている

「おいおいおい…インベスじゃねえな…
強盗か…?いや、それならあの亀は何だ…?」


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