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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
再会と再戦
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俺はちょっと怖くて後ろを振り向けない・・・なんか幽霊とかそっち系の奴のような気がするんだよなぁ・・・

「誰が多いかわかる?」
「さぁ?」
「でも聞き覚えのある声だよ〜?」
「そりゃあ会ったことあるからな」

カナさんたちも怖くて姿を確認していないようだ。それにしても男の声なんて・・・ますます誰だかわかんねぇぞ?だってこの図書館に来たグループで男は俺だけだったんだから・・・

「せーので振り返りましょう」
「オーケー!!」
「ヤバい奴だったらなんとかしてよ!!」
「僕とシャルルは戦力にならないからね!!」
「俺ぁ別にヤバい奴じゃねぇんだが・・・」

俺たちは意を決して振り返ることを決めた。スゥーハァー・・・よし!!

「行きますよ!!せーの!!」

バッ!!

俺たちは一斉に本棚から視線を外し、互いの姿を確認する。
そこにいたのはカナさん、シャルル、セシリー、ここまではいい。しかし、もう一人いた男が問題だ・・・
その男は赤色の髪をしており、7年前、天狼島で見たときとほとんど変わらない姿をしていた男だった。

「カミューニさん!?」
「よぉ!」

カミューニさんは手を上げて俺に挨拶してくる。なんでこの人がここにいるんだ!?

「こいつは悪魔の心臓(グリモアハート)の・・・」
「7年前にシリルと戦った・・・」
「生きてたの〜!?」

カナさんたちは見たことのあるカミューニさんを見て警戒している。だけど、この人は敵じゃないから大丈夫だよな。

「なんでここにいるんですか!?」

俺は少々驚いていたので声が裏返ってしまった。カミューニさんはそれを聞いて笑いを堪えている。あなたが原因なんですけど!?

「笑うな!!」
「悪ぃ悪ぃ。お前らが天狼島から帰還して、最近はなんかよくわからねぇ部品探しをしてるって聞いたからよぉ、メルディたちに頼んで手伝いに行かせてもらったんだ」

カミューニさんはそう言う。メルディって子と今も一緒にいるんだ・・・それを聞いて俺はほっとする。7年経ってもこの人のメルディへの思いは変わってないんだな。

「あんた・・・もしかして部品の場所知ってるの?」
「知ってたら教えるに決まってんだろ?」

カナさんの質問にカミューニさんはそう答える。カミューニさんも部品見つからねぇとか言ってたし、たぶんここに俺たちがいるって情報だけを得て来たんだろうな。それだけでもありがたいんだけどさ。

「あんた、聖十大魔導だったんでしょ!?なんか知らないの!?」
「そうだよ〜!!僕たちじゃわからないようなこととかないの〜!?」

シャルルとセシリーはあくまでカミューニさんが何か知っていると思い問いただす。だけど、カミューニさんは首を横に振るだけ。本当に何も知らないよ
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