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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
真の悪、再び
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物だ。下から見るとまるで空を突き抜けているかのように見えるほど高さがある。

「古今東西の魔法に関する書物が大量に納められているという、『魔導図書館』」
「また、バカでっかい建物だねぇ」
「長い長い〜!!」

俺たちが探している鍵があると推測されているのは、この魔導図書館というところ。これだけ大きな建物じゃないと、たくさんある魔法の本を納められなかったんだろうな。

「でも、あまり来る人はいないみたいですけど」
「勿体無い話だわ。過去の知識の結晶なのに」
「そんなこと言っても、あんな地図と標識じゃ、誰も来る気にはならないんだろ?」
「言えてるねぇ」

俺の言葉にカナさんが笑いながら賛同する。だって地図も標識を頼りにするようにとか書いてあるし、その標識も間違ってるしじゃ、誰だって来ようとは思わないだろう。おまけにこれだけ大きな図書館だと、探すのも苦労しそうだし。
俺がそんなことを考えている内に、エルザさんは扉を開く。扉は円形になっており、魔力でスライドする作りになっていた。

「「「「「「!!」」」」」」

俺たちは図書館の中を見て驚愕する。

「これが全部・・・魔法の本!?」
「すごい数あるよ〜!!」

カナさんとセシリーが言う通り、図書館は俺たちのいる一階部分から一番上のスペースまでびっしりと本がつまっていた。

「想像してたより、ずっとすごいわ!!」
「レビィさんが見たら喜ぶだろうね!!」
「ここに一生籠ってでも全冊読破しようとするかも!!」

本の数の多さにシャルルは感心し、ウェンディと俺はレビィさんがこの様子を見た時のことを想像していた。

「しかし、どの本もずいぶんと古びているなぁ」

エルザさんは近くにある本を一冊取り出す。

「あ・・・」

すると、その近くにあった本も数冊落ちてしまった。

「!!」

エルザさんは本棚の奥を見て固まっている。まさかいきなり鍵を見つけたのかな?

「・・・・・」

エルザさんは本棚の奥を見てまっしろになってしまった。

「どうしまし・・・た!?」

俺も気になったのでエルザさんの元へと行くと、そこには見覚えのある黒タイツに包まれた大きなお尻があった。

「何・・・これ・・・」
「え・・・さぁ?」
「なんかどこかで見たことがあるような・・・」

俺たちはそれを見て何なのかわからずにただそのお尻を見つめている。
エルザさんは剣を取り出すと、その黒タイツに包まれたお尻を突っついてみた。

ブスッ

あ!!先端が少し刺さった!!

「いってぇぇぇぇぇ!!」

エルザさんが剣を刺すと大きな叫び声が聞こえ、それと同時に目の前にある本棚から大量に本が落ちてくる。

「逃げろ!!」

俺たち
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