暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
084 女だらけの(殺伐とした)スペルカード大会
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子じゃあ、さっきの(いかづち)は真っ直ぐしか飛ばせないみたいね。……それも一度放ったら向きを変えられないのね。……どっちも勘だけど」

「さて、どうかな」

霊夢は“鉄砕牙”から放たれた(いかづち)≠スカートを焦がしながらも避ける。……ついでに言っておくと、霊夢の言った事はどちらも正鵠(せいこく)を射ていた。

……霊夢に易々(やすやす)と弱点を見破られるが、取り敢えず強がっておく。……これは真人直伝の教えであり、これまで私の命を支えてくれた言葉でもある。

「……あぁ、もう! 次で最後よ! 眠くて眠くてやってらんないわ! なんかこの異変≠ノついても放っといても大丈夫な気がしてきたし」

「……そうだね」

霊夢の言葉を受け、“鉄砕牙”を上段に構える。今から放つのは私が最も信を置いている技。……霊夢は霊夢で、自らの周囲に、個数にして10個かそこら数の──複数の色が混じり合っている光弾を浮かべている。

「……“風の傷”!」

「“無想封印”!」

霊夢を殺さない様にある程度の手加減がされている私の放った技は、霊夢の光弾とせめぎ合う。霊夢の光弾──“無想封印”が私の“風の傷”を減衰させ、私の風の傷が霊夢の“無想封印”を1つ──また1つと相殺する。

……いつの間にやらかは判らないが、私の意識は白く塗り潰されていた。

SIDE END

SIDE OTHER

霊夢とシホ──二人の決闘は、有り体に云わば相討ちで幕を降ろした。

「……これは…。どちらも魔理沙さんと同じ様に【博麗神社】に転移させておきましょうか」

二人が倒れ伏す空間に──シホに合流してきたミナは霊夢とシホを【博麗神社】へと送り、ミナは、今度は真人に合流しようど歩を進めた。

SIDE END
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