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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
旅の仲間たち
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「どうなのさ、そう言うオチって」
「茶々をいれると話がわかんなくなるでしょ!!」

ルーシィさんから本のオチを聞いたセシリーとハッピーは茶々を入れたけど、それをシャルルに怒られてしょんぼりしながら謝る。

「それで?」

エルザさんはルーシィさんの方へと話を戻す。

「1つ目の鍵は旅をするって書いてあるの」
「鍵が旅なんかするか!!」
「バカか、ものの例えだろうがよ」

ルーシィさんに噛みつくナツさんにグレイさんが言う。

「だから、それが何なんだよ!!」
「ナツさん・・・よく考えてくださいね?」
「レギオン隊が最初に襲ったのはどこだ?」

俺とグレイさんがナツさんにわかるように説明する。

「ん?てことは・・・」
「そう、時計の針はここに運ばれてきた。つまり旅をしたってこと」

あの針はミッシェルさんがルーシィさんを探してあちこちに行き、『旅』をしながらここまで来た、ということですね。

「全ての事件は、そこから始まっているわけ」

俺たちはルーシィさんの話に聞き入る。ルーシィさんはそれを見て続きを話始める。

「主人公の少女は、残り5つの鍵を探して旅をするの。そして、色々なとこで鍵を見つけていく」

ルーシィさんは本をめくり、内容を確認しながら俺たちに説明する。

「最後は聖堂にたどり着いて、6個目の鍵を見つけるのよ」
「聖堂・・・?まさか・・・」

エルザさんはマグノリアにあるカルディア大聖堂だと思い、その方角を向く。しかし、ルーシィさんは首を振る。

「ううん。この街のカルディア大聖堂じゃないわ。もっとずっと遠く・・・」
「なぜわかる?」

エルザさんはルーシィさんがそれを知っているのが不思議で聞いてみた。

「あたし、子供の頃この話が好きで、色々調べてみたことがあるの。そしたらね、『星空の鍵』のモデルになった場所がわかったんだ。お父さんは・・・時計の残り5つの部品をその場所に分散して隠したんだと思う!!そのような話、してなかった?」

ルーシィさんはミッシェルさんに話を振る。突然振られたミッシェルさんは戸惑いながらも答える。

「い・・・いえ、特には・・・亡くなる頃、とっても無口だったから・・・」

ミッシェルさんの言葉を聞いてルーシィさんは辛そうな顔をする。

「とにかく、この星空の鍵のモデルになった場所にいけば、残りの部品は手に入れられるわ!!間違いない!!」

ルーシィさんがそう言うと、ギルドの皆さんは唖然としている。

「レギオン隊は、どうして時計の部品を狙っているのかはわからない。でも、『混沌が訪れる』なんて言われたら、放っておくわけにはいかない!!」

時は刻まれ、やがて混沌が訪れる・・・かなり不気味な一節ですよね・・
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