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ソードアートオンライン  〜蒼き神速使い〜
13 気づく異変
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善戦。

俺はソードスキル『リヴァインパニッシャー』を放つ。
最後の一撃を喰らわせると思いっきり後ろへと飛ぶ。
その隙を突いて大ムカデは釜をたたきつけようとするのをナツが何とか止めてナツも片手剣ソードスキル『ヴァーチカルスクエア』を放つ。
ずっとこの調子で、いつまでも終わらないんじゃないかと思ったこの戦いもついに終結した。

大ムカデのHPが1割をきった。
「うおおおおおおお!!」
最後の一撃とばかりに放った神速の最強ソードスキル『ゼロスパイラル・ブレイカー』だ。
一瞬の硬直。そして・・・

バシャアン!!!

大ムカデは砕け散った。
でも誰からも歓喜の声は聞こえてこない。
あまりにも、死者が多すぎた。
「キリト・・・何人死んだ?」
「ざっと・・・14人」
多すぎる。あまりにも、多すぎた。
放心状態のナツを抱きかかえると、ナツは小刻みに震えていた。
赤子をあやすかのように頭をなでながら、ふとヒースクリフを見て疑問に思った。
「あいつ・・・なんであんな余裕ぶった顔してんだ・・・?」
そうそれはまるで実験用のモルモットを見るような目で生き残ったプレイヤーを眺めるヒースクリフがいた。



そしてすべての糸がつながった。




HPがレッドゾーンに入ったのを見たことがない。 
一番最初のユニークスキル『神聖剣』。
そして、あいつは、最初攻略組にはいなかった。





気づくと俺もキリトもヒースクリフに向けて走り出していた。
今ならやつのHPを削り仮説の確認が可能だ。
そして。
俺たちは紫色のウィンドウによって阻まれた。
ざわっと皆がしゃべりだす。
俺は大きい声を無理やりひねり出し、
「そうだと思ったぜ。ヒースクリフ。・・・いや、茅場晶彦!!」
そう。ヒースクリフはまぎれもなく、俺たちをこの世界に閉じ込めた男・・・
茅場晶彦だった。
「通りでおかしいと思ったんだよね。普通ありえないんだよ。俺も、キリトも、みんな一回はHPが
レッドゾーンに入ったことはあるだろう?でもこいつは一度もないときた。
それにさ、誰かこいつが攻略組に入ってくる前のこと知っているか?いないだろ?」
誰もが息を呑んだ。確かに誰も知らなかったのだ。ヒースクリフのことを。
「でも俺はそういうやつもいるかって納得してたんだ。でも今のは、確実にありえないことだった」
だから。
「お前は茅場晶彦だ!!」
そう高らかに宣言すると、ヒースクリフ・・・茅場は立ち上がり、
「早々とばれてしまったみたいだね」
急に俺とキリト以外の人が地面に倒れこんだ。
「!!」
「暴くことができたご褒美だよ。不死コードは解除した。君たちが私を殺せたら」
このゲームを終わらせよう。
いっそ朗らかに茅場は言い放
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