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Gundam to the BJ〜ゴッドフィンガーと呼ばれる男〜
ep.004 『ゴッドフィンガー編 4』
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《battle end》
ただそのシステムの音だけが、部室に響く。鳴り終わると同時に、二人の機体が落ちる。
部長は一撃もくらはなかったが、土門は完全に負けてしまい、自分の機体を手に取るなり苦い顔に似た悲しみの表情を浮かべる。周りのみんなは依然見る事しかできない。
「いやぁ、君の機体はすごいと思う。ビルダーとしての君はまさに最高だ!」
いつもと変わらない、チャランランな感じの言葉。その言葉はいつもと変わらないはずなのに、今だけはとても鋭く毒々しい棘のように感じる。
「でも、『すぐみ』ではだめだ。君のその機体は純粋にすごいと思うし、コンテストなんかでいい成績を残すことだろう。でも、ここはガンプラを作る部じゃなく、ガンプラで戦う部なんだ!」
部長がいつもと違うシリアスな感じになっていく。
「だから君の使う機体は、俺の作る機体にする!」
両肩をガッシリと掴むと、部長が大きな声で言う。
「俺の考えた機体を君が作り上げる。」
まだみんなは、唖然となっている。そこで部室の扉が開いた。少し重たい音を出し入ってきたのは、顧問を担っている飯島先生だった。入ってくるなり、辺りを見回す。部員は全員いるが、その大半の生徒が部屋の隅にいて、バトルシステムの上に普通のと改造されたジェガンが一機ずつに、隣で部長に見知らぬ生徒が掴まれていた。

「ええと、どんな状況か誰か説明してくれ。」
飯島先生は少し冷や汗を額に浮かべながら、部屋の隅にたまっている生徒に聞いた。答えが来ない。生徒があまりの突然すぎる出来事に混乱しているのだ。答えがないので今度は、何処かの生徒を掴んでいる部長に質問する。
「おい、英吾。なんでどっかの生徒の肩を掴んでいるんだ?」
余りにストレートな質問だが、こういう人間なのだ。部長は、言葉が詰まり何も言う事が出来なくなるが、土門がはっきりと言った。
「俺を、この部に入れてくれ。頼む。」
その言葉は炎の様に熱く、直球で、はっきりとしたいい声だった。それを飯島はあっさりと受けた。それは深く考える事を諦めた訳でなく、ただそういう事がめんどくさかったのだ。とにかく早く部活の顧問として働こう。こんな事をしていて遅れては部員の子達に失礼だ。こんな考えを持っているからこそ、この顧問はあっさり受け止めた。

「それにしても、このジェガン。完成度だけで言うと、本当に動き出しそうなほどだねぇ。」
飯島が土門のジェガンを持って言う。完成度だけだと、世界に届きそうな機体。本当なら、戦わせずにジオラマにして置いておきたいとさえ思う。
「それに、このジェガンモデル、名前は『ビームジェガット試作型 type,1』だったね。 type,1ってことは、type,2もあるのかな?」
顧問である以前に、一人のガンプラファンとしての質問だ。
「ありますよ。この機体は、ま
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