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月の聖杯戦争 〜青き騎士と共に〜
一章 隸属庭園
再会
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着込んだ青年、白い鎧を着た騎士がいた。
黒い学生服の少年の名はレオ。
少女が月の聖杯戦争の決勝において死闘を繰り広げた相手だ。


ーーご機嫌よう、ミス岸波


あの気品のある態度など忘れるはずがない。


「はい、それじゃあ二人とも、せーの.....
 おはようございまーーーす!」


瞬間、生徒会室は重い空気に包まれた。


「「........はい?」」


セイバーと少女はドン引きしている。
あの気品のある態度はどこへ行ったのだろうか。


「あ。もう、二人とも
 打ち合わせ通りやってください。」


やりたくないだろう。誰も。


「もう一度いきますからね。
 せーのっ.......
 おはようございます、岸波さん!」
 

「グっ、グッドモーニング.....」


「お......おはよう、ございます。」

 

瞬間、少女は扉を蹴破り、生徒会室を出ていった。
しょうがないだろう。怖いもの。
セイバーも後から出て扉を壁に立て掛けた後、少女の後を付いていった。


「ま、待ってください!岸波さん!」 


後ろからそのような声が聞こえたが少女とセイバーは無視をし、二人は再会した教室へと逃げ込んだ。



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