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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第94話 裏切者と災禍の盟主と真相
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ビチャビチャ。
「ん、なんだ?この辺やけに水浸しだな?」
ギャスパー達を助け、みんなの所に急いでいたんだけど、道がやけに水浸しになっていた。
今日は一日中晴れだったのに?
って言うか、会談前にこの道を通った時はこんなに水浸しじゃなかったぞ。
「これ、千春姉が戦った跡…」
「千春さんが?」
そう言えば、千春さん、水を操る神器(セイクリッド・ギア)を使ってたな。
ドバァッ!
『っ!?』
「ガハッ!?」
いきなり水飛沫があがる様な音がしたと思ったら、男が飛んできて木に叩き付けられた!
「クソッ!十二新星(デュオデクテッド・ノヴァ)でもないのにこんなに強いのかよ!?」
男の視線の先には明日夏や千秋が着ている様な戦闘服みたいなのを着た千春さんがいた。
「まあ、十二新星(デュオデクテッド・ノヴァ)の知り合いはみんな掛け値無しの化け物みたいに強いからなぁ。自分で言うのもあれだけど、十二新星(デュオデクテッド・ノヴァ)になってない=弱いって認識は捨てた方が良いよ」
千春さんが不敵に笑いながら男に近付く。
「あ、イッセー」
「チッ、オラッ!」
千春さんが俺達に気付いてこちらに顔を向けた瞬間、男がナイフを手に千春さんに襲い掛かった!?
「なっ!?」
「あ、個人的には接近戦の方が得意なんでね」
けど、千春さんは片手であっさりといなして、男の勢いを利用して後ろに投げ飛ばしてしまう!
「さて、念の為聞くけど、災禍の盟主(カラミティ・キング)について知ってる事は?」
「ケッ、知るかよ!」
「……だよなぁ」
そう回答するのが分かってたのか、千春さんは肩を竦めて、それ以上何も聞かなかった。
その後、男を拘束し、潜んでいたはぐれを全て討伐し終えた千春さんも連れてみんなの所に急ぐ。
道中、双方で何があったのかを話す。
どうも、このテロの首謀者は旧魔王レヴィアタンの末裔だと言う話だ。
部長から旧魔王の事を聞くと、旧魔王は種の存続よりも戦争継続を主張して現魔王と対立し、冥界の隅に追いやられたらしい。
「ところで神楽、あんたの仙術で魔術師達の存在を襲撃される前に察知できたんでしょ?」
千春さんが神楽にそんな事を聞いてきた。
「……はい。事前に察知して、当初は千秋ちゃん、小猫ちゃん、鶇さんが魔術師達の相手、私がギャー君を安全を確保できるギャー君の部屋に連れていく、燕ちゃんがみなさんに知らせに行くって事で行動しようとしたんですけど…」
「……行動しようとした矢先に魔術師達がいきなり部室に現れて…」
「いきなり現れた?」
「……はい。それで慌てて応戦しながらギャー君の部屋に逃げ込む事になったんですけど…」
「……待ち伏せされてて…」
それでやられて捕まったって訳か…。
「そのいきなり現れたって言うのは転移してきたって事なの?」

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