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恋し君の
心無きにし
露の夜に
われ想いては
袖ぞ濡らしつ
梅雨の淋しい夜…どれだけ彼を恋しく想っても、彼の心はどこにもない…。
彼に想われることのない世界…私はただ彼を想って袖を涙で濡らすしか出来ない…。
梅雨の空が雨模様で当たり前だと言わんばかりに…。
日々辛し
叶わぬ夢と
知りつつも
君想いてや
雨ぞ降るなり
彼を想う日々は辛く…ゆえに、叶わないと知りつつ夢を見てしまう…いつかはと…。
現実にありえない夢は、ただ…そっと胸の奥に仕舞うしかないのだ…。
彼を想い目を閉じれば、外からは雨音が聞こえてきた…。
雲は雨を降らせているのか…それとも泣いているのか…私には分からない…。
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