暁 〜小説投稿サイト〜
オズのカエルマン
第三幕その七
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 パズルを完成させた皆は今度はゲートボールを楽しむのでした、そしてこの日も皆で楽しく遊びました。
 そして次の日でした、いよいよです。
 皆でそのパズルを解こうとするのでした、ですが。
 この時にでした、不意に。
 オズマのところに事件が届きました、その事件はといいますと。
「ギリキンの国になの」
「ええ、そうなの」
 最初に話を聞いたグリンダがオズマにお話します。
「思わぬ事態というかね」
「ドラゴンが出たの」
「川にね」
「それで凶暴なドラゴンなの?」
「いや、それがまだね」
「わからないんですか」
「ただ、凄く大きなドラゴンで」
 グリンダはオズマにそのドラゴンのことをお話します。
「もう山位に大きくて」
「山位なの」
「身体を伸ばすと相当な大きさになるそうよ」
「そのドラゴンが出て来て」
「大騒ぎになっているのよ」
 ギリキンの国がというのです。
「それでどうするべきかね」
「私が決めるべきね」
「ええ、貴女の考えはどうかしら」
「まずはどんなドラゴンかをね」
 オズマはこうグリンダに答えました。
「見ましょう」
「いいドラゴンなら何もしないし」
「悪いドラゴンなら」
「そう、ノーム王みたいにオズの国に他のところから攻め込んできたみたいな」
「そうしたドラゴンなら出て行ってもらうのね」
「そうして二度と来させないわ」
 このオズの国にというのです。
「だからね」
「ここは、なのね」
「まずはどんなドラゴンか見極めましょう」
「そうするのね」
「ええ、じゃあいいかしら」
「私が本で見ようかしら」
 グリンダが手に持っているオズの国の全てが見える本で、です。
「ここは」
「それか私の鏡で見るか」
「そうしようかしら」
「ではね」
 まずはでした、オズマは最初はです。
 鏡でそのドラゴンを見ようとしました、そしてグリンダが言うギリキンの国を見回すとでした。ギリキンの川の中でも大きな川にです。
 そのドラゴンがいました、それは全身が青くてです。 
 蛇の様に長くて赤い目をしています、馬みたいな顔で鹿の角があります。
 そのドラゴンを見てです、オズマはすぐにグリンダに言いました。
「あの、このドラゴンって」
「そうよね、このドラゴンはね」
「龍ね」
「東の方のね」
 ドラゴンはドラゴンでもです。
「神宝の国の龍ね」
「中国の」
「そういえばね」
 ここでオズマは納得した顔になりました。
 そしてです、こうグリンダに言いました。
「オズの国はアメリカが反映されるから」
「アメリカには色々な国から人が来てね」
「中国からの人もいるから」
「龍がいてもね」
「不思議じゃないわ」
「まだ出て来なかっただけなのね」
 オズマはこう考えました
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ