X791年 日常編
X791年 妖精の尻尾
[9/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
老けてねぇか?」
「お前は変わらねぇな」
「アルザックさんいきなり髪の毛短くなりましたね」
「シリルも髪型変わったんだね」
「「てかドロイ(さん)太(っ、りすぎ)!!」
二人は自分たちの前にいる仲間の変貌に頭がついていかない。
「ちょっと待てよ!!俺たちさっきアクノロギアの攻撃を食らって・・・」
「それでえーと・・・はっ!!ウェンディたちは!?」
シリルは他のメンバーの心配をし、ジェットたちに質問する。
「こちらです」
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
シリルたちは声のした方を見る。そこにはさっき海に立っていた少女がいた。
「「誰(どちら様)?」
ナツとシリルはその場にいる全員を代表して問いかける。
「私の名はメイビス。妖精の尻尾初代マスター、メイビス・ヴァーミリオン」
「「「「「「「「ええっ!?」」」」」」」」
衝撃の事実にシリルたちは声を上げる。
メイビスはすぐに歩き出し、みんなの元へとシリルたちを案内する。
そこにはアクノロギアの咆哮を受けたはずのみんなが誰一人欠けることなく生存していた。
マックスやウォーレンたちはそれを見て歓喜し、喜びあっていた。
「あの時、私は皆の絆と信じ合う心、その全てを魔力へと変換させました。皆の想いが、妖精三大魔法の一つ、妖精の球を発動させたのです。この魔法は、あらゆる悪からギルドを守る、絶対防御魔法。
しかし、皆を凍結封印させたまま、解除するのに7年の歳月がかかってしまいました」
メイビスは事情を全員に説明する。
「なんと、初代が我らを守ってくれたのか」
マカロフは初代に感謝し、嬉し泣きする。
「いいえ、私は幽体。皆の力を魔法に変換させるので精一杯でした。揺るぎない信念と強い絆は奇跡さえも味方につける。
良いギルドになりましたね、三代目」
メイビスは純粋無垢な笑顔でそう言ったのであった。
シリルside
「と・・・まぁ・・・」
マスターからそんな説明があり、ギルドの皆さんは聞き入っていた。すると、ナツさんがロメオくんの視線に気づく。
「大きくなったなぁ、ロメオ」
ナツさんがそういうと、ロメオくんは嬉しかったのか、涙を流しながら笑顔になる。
「おかえり、ナツ兄、みんな・・・」
ロメオくんだけじゃなく、他の皆さんも大泣きしていた。
本当に帰って来れてよかった。だけど・・・だけど・・・
「なんでロメオくんの方が身長高いんだー!!」
「「「「「そこかよ!!」」」」」
俺は信じたくない事実に頭を抱えていた。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ