暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
X791年 日常編
X791年 妖精の尻尾
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・」

マカオに止められジェットは渋々引き下がる。

「来月まで待ってくれや。ちゃんと払うからよぉ」

マカオがそう頼むと、ティーボはマカオを蹴り飛ばす。

「マカオ!!」
「マスター!!」

マカオはそのままカウンターへとぶつかる。

「吹っ飛び方は一流だよな」

黄昏の鬼(トワイライトオーガ)はそれを見て大笑いする。しかし、それを妖精の尻尾(フェアリーテイル)のメンバーが黙って見てるはずがない。

「てめぇら!!」
「よくも!!」

妖精の尻尾(フェアリーテイル)黄昏の鬼(トワイライトオーガ)は今にも戦いを始めようとしている。

「手ぇ出すな!!」
「「「「「!!」」」」」

しかしそれをマカオが制止する。

「聞こえたろ、堪えろ」

ワカバもジェットたちを止める。ジェットたちは悔しさに顔を歪ませながら、黄昏の鬼(トワイライトオーガ)が暴れている姿を見つめているしかない。
一通り暴れると満足したのか、ティーボたちは扉に向かって歩き出す。

「忘れんなよ。来月だ」

ティーボはそれだけ言い残し、自分たちのギルドへと帰っていった。

「「「「「「「「「「・・・・・」」」」」」」」」」

ギルドの中は静まり返っていた・・・誰も何も言わない沈黙の時が流れる。
しばらくすると、リーダスのスケッチブックが床に落ち、その中から懐かしい絵が見えている。
三代目ギルドマスター、マカロフの肖像画。
仲良さそうに話しているナツ、グレイ、ルーシィ、エルザの妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強チームとそれを影から見つめているジュビア。
シャルルを抱え優しい笑みを浮かべるウェンディとセシリーを頭に乗っけピースをしているシリル、そしてリリーを肩に乗せ腕組みをしながら鋭い視線を送るガジルのスリーショット。
三人で笑顔を見せるレビィ、ジェット、ドロイのシャドー・ギア。
ミラ、エルフマン、リサーナと酒をぐびぐび飲んでいるカナ。
雷神衆が全員揃っての集合画。
そして、まだ賑やかだった時のギルド。

みんな、その絵を見て昔を思い出し、涙を流す。

「あれから7年か」
「そんなに経つのか・・・」
「懐かしいな」
「あれ以来、何もかも変わっちまった」
「天狼島が消滅したって話を聞いて、必死にみんなを探したよな」
「だけど、誰一人見つからないなんて・・・」
「評議院の話が本当なら、アクノロギアってのに、島ごと消されたんだ」
「実際色々な機関が捜索に協力してくれたけど、何も手がかりは見つからなかった・・・」

全員その場に項垂れるように話している。

「そりゃそうだよ。あの日・・・天狼島周辺のエーテルナノ濃度は異常値を記録してる。
あれは、生物が形を留めておけないレ
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