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『過去への旅』
『堕天使』

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こんな僕にでも信じてたものなら在った。
貴女の存在。
けれど今在るのは絶望だけ。

貴女は天使を信じてた。
でも居ないのは解った。

『悪魔なら居るかもね』
そう言う貴女。
僕には貴女が天使だった。

『堕天使なら居るかも』
そう言った僕。
貴女は僕が堕天使だと言う。

僕が貴女を必要とするのは解る。
貴女が僕を必要とするのは解らない。

貴女は此処に居る殆どの人達から必要とされているから。

こんな無能な僕は貴女に何もしてあげられなかった...

正気と狂気をコントロール出来ない僕なんか無力そのもの。


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