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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第5部 トリスタニアの休日
第4章 トリスタニアの休日
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んぞを見に行くことになったかというと……。

本日は週半ばのラーグの曜日、お店は休みになる。

ルイズが「芝居に行きたい」と言い出したのはこの日の早朝であった。

「芝居だと?」

「そうよ」

ルイズはなんだか気恥ずかしそうに呟く。

「お前、芝居が好きなのか?」

「別に好きじゃないわ。でも、見てみたいの」

「そうか」

ルイズはこくりと頷いた。

考えてみれば、ルイズは地方の出身である。

厳しくしつけられたため、見に行ったりすることができなかったのだろう。

「だが、何故芝居なんだ?」

「ジェシカが言ってた。今、そのお芝居がとっても流行ってるんですって」

ルイズも女の子。

流行りものには弱いようだ。

そして……。

ルイズは何故か待ち合わせを主張した。

「一緒に行ったら気分が台無しじゃない!こういうのは気分が大事なの!だから待ち合わせするの」

「そういうものか」

「そういうものよ。いいこと?中央広場の、噴水の前まで私を迎えに来て頂戴」

「面倒だな」

「面倒じゃない!そこからタニアリージェ・ロワイヤル座はすぐなんだから」

「そうか」

そして、待ち合わせすることになったのだった。




タニアリージェ・ロワイヤル座は、なるほどすぐだった。

豪華な石造りの立派な劇場である。

円柱が立ち並び、どこか神殿を思わせるような作りである。

おめかしした紳士淑女が階段を上り、劇場の中へと吸い込まれていく。

ルイズたちも後に続いた。

切符売り場で意外に安い切符を買い、ルイズたちは客席へと向かう。

舞台には緞帳が下りて、辺りは薄暗く……、なるほど神秘的な雰囲気でルイズはわくわくし始めた。

席には番号が振られ、切符に書かれた番号に座るようだったが。浮かれたルイズは気づかずに、違う席に座ってしまった。

ウルキオラと並んで開幕を待っていると、一人の身なりのいい初老の男性に肩を叩かれた。

銀髪が美しい貴族であった。

「お嬢ちゃん」

「は、はい」

「その席は私がずっと予約している席でね。お嬢ちゃんの席は別の席じゃないのかな?」

そう言われ、切符の番号を確かめる。

男性の言う通りであった。

ルイズは慌ててウルキオラを促し立ち上がる。

「バカが」

「うるさいわね!」

ルイズはウルキオラの文句に対抗しながら席を探した。

ウルキオラはルイズに尋ねた。

「どういう劇だ」

「…『トリスタニアの休日』」

「どんな話だ」

「とある国のお姫様と、とある国の王子様が、身分を隠してこのトリスタニアにやってくるの。二人は身分を隠したまま出会
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