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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-A竜の脅威〜The 1st task force : Dragon Head
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判っちゃうほどの空気を発してる。

「気を付けろ。この娘たち、オールドー・デ・ソルの能力を知っている。第1小隊ドラゴンヘッド各員・・・ヘッド6を護りつつ退却。俺たちの役目は局員と戦うことに非ず!」

「「「「「はいっ!」」」」」

「退却だぁ? させっかよ、んな事! リンドヴルムは1人残らずとっ捕まえる。二度と悪さが出来ねぇようにな!」

「それに、その杖――神器を抜いた瞬間、あなた達は神秘の加護を失うのでは?」

ヴィータちゃんとベッキーちゃんが身構える。太陽の杖は地面に突き立ててないと効果は発揮されない。杖を抜いた瞬間、私たちとドラゴンヘッドは同格の存在になる。そこを攻めればいい。

「神器の事も知っているか。シュヴァリエルさんの言っていたリンドヴルムへの脅威とは、お前たちだったか」

おじさんが1歩2歩と歩み寄って来る。携えているのは大鎌。武器型は基本的にベルカ式だけど、カートリッジシステムは見当たらない。ううん、それどころかデバイスにも見えない。まさか・・・

「全員、気付いたようだな。俺の持つこの鎌も、神器だ。・・・各員、任務続行。娘たちとのお遊戯は俺、ヘッド1に任せておけ」

おじさん――ヘッド1が他の人を逃がすために立ち塞がると、ドラゴンヘッドが撤退を開始。ルミナちゃんが「ベッキー、ヴィータ、なのは、行って!」ヘッド1に向かって突進した。ヘッド1は「神器持ちを相手に1人で挑むか?」大鎌を振るってルミナちゃんを迎撃。

「判りました。ヴィータさん、なのはさん、逃げた方たちを追いましょう」

ベッキーちゃんがそう言った。でも「ルミナちゃん1人残していくなんて・・・!」私は頷けなかった。相手は神器を持ってるうえにかなり強い人だ。純粋な戦闘能力ならルミナちゃんの方が上だろうけど、向こうには神器のアドバンテージがある。

「大丈夫だ、なのは。ルミナの強さは、たとえ相手が神器持ちだろうと掠れるようなもんじゃねぇ!」

「ルミナさん。お1人でも大丈夫ですか?」

「まったく問題なし! なのは、今は私を信じて」

ルミナちゃんはヘッド1の斬撃を余裕で避けつつ拳や蹴りを繰り出し続けて、ヘッド1もルミナちゃんの攻撃を避けては大鎌の刃の腹や柄で防御。手数も、余裕っぽさも、ルミナちゃんが勝ってる。
それにルミナちゃんにも固有スキルっていう切り札が有る。神器や神秘には少し届かないらしいけど、それでも一方的に負けるようなことはないっていうのはシャルロッテさんの言。太陽の杖による神秘の加護も無くなれば、ルミナちゃんは絶対に勝つ。私はそう信じて・・・

「お願い、ルミナちゃん!」

「ん!」

ルミナちゃんの笑顔を見て、私とヴィータちゃんとベッキーちゃんは、退却した他のドラゴンヘッドを追うために空を翔け
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