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詩集「棘」
独りの淋しさ

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それに気付いた あの日
僕の人生は
端から全て崩れてった…
胸をナイフで貫かれたような
鋭い痛み 心に走った

全部棄てられると思ってた
場所も想いも時さえも…
でも…君を愛していると知って
僕はそれを手放せなくなった…

独りの淋しさ 忘れてたのに
君に出会って 思い出したよ
どうして愛は こうも虚しい
ずっと忘れて…いたかった…


明日の見えない希望
信じて待っても
空虚に通り過ぎてくだけ…
いくら強く想い続けたって
愛 返されることなんてないし

なんで好きになっちゃうんだろう…
辛いだけだって知ってるのに
だから…もう後悔なんてしたくない
君への愛を抱いて離さない…

独りの淋しさ 思い出さずに
ただ坦々と 生きたかった
君へと続く この想いを
忘れることは…もう出来ない…


独りの淋しさ 忘れてたのに
君に出会って 思い出したよ
どうして愛は こうも虚しい
ずっと忘れて…いたかった…

それでも君に会えて…
  良かったって思う…




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