暁 〜小説投稿サイト〜
DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
オープニング
Story2:デジモンとの遭遇 vsクリサリモン
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 白峰をガラクタ公園に置いて、クーロンの奥地へと進む。EDENの表舞台―――エントランスやコミュニティエリアとは全く違った雰囲気のある場所だ。
 暗く、整理されていないような何とも言えないこの感じ、なんだろうか…嫌な予感は感じているが、別の感情も感じられる……

 まぁとりあえず、気を付けるに越したことはない。最善の注意を払いつつ進むとしよう。
 そう思って歩いてはいるのだが…やはり人の気配がない。曲がり角なども慎重に確認しながらやったが、あまり意味をなしていない。

 このまま何も起きずに真田と合流できればいいな…
 そう考えた、矢先だった。


「ッ、あれは…ッ!?」


 丁度二手に分かれる道で、正面の先で壁がある場所。そこに誰かが立っていた。
 しかし視認できたのもほんの一瞬、瞬く間にその誰かは姿を消してしまった。

 何だったのだろう。なんだか白い服を着ていたような……
 先程の誰かについて考えていると、何やら変な―――視線のような物を感じた。丁度二手に分かれる、右への道。正面とは違って、先がある道だ。

 そちらの方へと体を向けた―――次の瞬間、身体(アバター)に、脳に、嫌な音と共にノイズが走る。
 まさしく声を上げる瞬間もなく、俺は頭を抑えながら倒れた。そして何が何だかわからないまま、意識がブラックアウトした。








 目線を上げると、そこは先程までいたEDEN―――いや、違う。何かが。
 そして正面には、白い服の、白い髪の少年。体中には、電脳空間特有のノイズがあった。

 誰だ、こいつは。そう思った瞬間、視界にノイズが走り彼は目の前に現れた。そしてまたノイズが、彼は先程の位置に。
 何だ、一体何なんだ。そう叫ぼうにも口が動かない。それどころか視界が天を仰いだ。仰向けに倒れようとしているようだ。

 視界は一瞬の内に、再びブラックアウト。しかし再びノイズが走ると共に視界は戻った。
 すると目の前には先程の彼の顔が。近い、先程よりもかなり。そう思った瞬間、彼は俺の目の前へと手のひらを翳した。

 次の瞬間、三度俺の視界は暗い世界へと入った。






【――――『********』が刻まれた…】












 気がつくと、俺はEDENに立っていた。
 最初に倒れた場所と同じ、丁度二手に分かれる場所だ。

 正直、何が起きたのか全く分からない。一体何だったのだろうか、先程の青年は一体…?
 なんだか普通のアバターのようには見えなかった。しかしなんだろう…この胸の奥の方でジクジクする感じは。何か…欠けている気が…?

 …取りあえず、今の出来事は置いておいて当初の目的である真
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