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藤崎京之介怪異譚
case.3 「歩道橋の女」
U 9.6 am8:33
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ねている松山さんに向き直った。
「松山さん、取り敢えず現場へ行って見ましょう。現場検証は済んでるんでしょ?」
 俺がそう言うや松山さんは、さっきとは打って変わって明るい表情を見せて言った。
「勿論終わってる。現場の立ち入り制限はもう解除されてるからな。」
 この人は何のために来たのか、もう忘れているようだな…。ま、別に構わないだろうし、こっちには都合がいいか。
 そうして後、俺達三人は現場である歩道橋を目指して旅館を出たのだった。



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