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真・恋姫無双〜中華に響く熱き歌
第9話 DYNAMITEな店主
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とバサラが会話する。
それを横にいた凪たちは、とんとん表紙に宿の話が進んでいるのを呆けた顔で見ていた。
なにせ、泊めてくれる理由が歌が気に入ったというもので、そして、店の売り上げに貢献したからといって無料で泊まれるとなればそうなるのも無理はない。
「そこの嬢ちゃんたちも、この兄ちゃんの連れなんだろ?おめえらもどうだ?」
と凪たちにも泊まることを提案する。
「よ、よろしいのですか?私たちまで泊めていただいて?」
「な〜に、いいってことよ。この兄ちゃんの連れなら大歓迎だ!!それに、うちの従業員の典韋ってのも、住み込みで働いてるからな。女の泊まり客なら、典韋も喜ぶだろうしな。もちろん、金はいらねえよ。」
そう言って、典韋のことを親指で示す。
当の典韋は、
「うちの店主は、気に入った方を泊めてお話したり、お酒を飲むのが好きなんです。
それに、とてもいい人ですので、皆さんもきっと好きになりますよ。」
あと、私も嬉しいですし、と付け加えてそう言う。
そこまで言われては、と凪が思ったところで、
「ありがとなおっちゃん!お言葉に甘えて泊めさせてもらうで!」
「店主のおじさん、ありがとうなのー。典韋ちゃんもありがとうなのー。」
と親友の2人がこう言ったのもあり、今晩の宿は、ここで世話になろうと決め、
「では、お言葉に甘えて、ご迷惑をお掛けしますが、本日はよろしくお願いします。」
と店主に言う。
「おう、泊まってきな!んじゃあ、どうする?うちは日が暮れるくらいまでは店やってるんだが、先に家にいるかい?
家は、裏から入れるからよ。」
そう店主が言う。
だが、凪たちは村で作った籠を売るために陳留に来たので、それをしてから戻って来ることを告げる。
バサラも、街に出て、日暮れ頃に戻ることにすると告げた。
「そうか。ところで、兄ちゃん、おめえさん名前なんて言うんだい?」
「熱気バサラ」
「そうか。変わった名前だが、あんたらしい名前だな。
俺の名前は、満寵、字は伯寧、真名は陽だ。よろしくな!」
「そうかい。おれは真名は無えから、好きに呼びな。」
「分かったぜ、バサラ!」
お互い、笑顔で相手を見ながら、そう言った。





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