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K's−戦姫に添う3人の戦士−
1期/ケイ編
K4 妹は鋭い
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いものを、なるべく気づかないフリをして。






 明朝5時。了子の説明を、響と隣り合わせに座ってケイは聞き、仕事の内容を頭に叩き込んだ。

 地上でのフォームは、デュランダルそのものは了子と響が乗った車に載せ、それを囲むように護送車が走るという形で、ケイ自身は弦十郎も乗るヘリで上からその列を追う分担となった。


 出発前、ケイは響と一時の別れの挨拶をした。

「くれぐれも気をつけるんだぞ」

 ぽふぽふと頭を軽く叩くと、響は笑顔で元気に返事した。


 ケイは弦十郎が待つヘリへと乗り込んだ。

(やるからには半端はしない。分かってるよ、祖父さん)

 胸の紅いペンダントを握り締める。

(お前がくれた力、100%役に立ててみせるから、あの世からしっかり見とけよ)
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