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K's−戦姫に添う3人の戦士−
1期/ケイ編
K1 景砲・プリズムレーザー
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出したのは、未来の笑顔。初めて「兄さん」と呼んでくれた未来の。

 ケイは服の上からペンダントを握った。
 まるで脳に直接命令されたように、ケイはその旋律を口にしていた。


            「 ――Harmones A-lens toges tron―― 」


 ペンダントから光が迸った。ケイは思わず腕で目を庇った。
 その腕を、そして、足を、胴を、肩を、頭を、金属製の何かが包んでいく感触。

 光が収束し、ケイはようやく目を開け、その目を剥いた。

「何だ、これ……」

 黒と碧を基調としたアーマードスーツ。まるで今の響や翼のような格好に、他でもない自分が、なっている。

 両手を見下ろそうとして、はたと気づいた。右手に重い物がいつのまにか握られている。

(ロケットランチャー? キャノン砲? 何だとしてもこんな物騒なもん持ってたことなんてないぞ。どこから出てきたんだ)

 その物騒な武器を両手で水平に持ち上げた時、武器のほうがまるでケイを引っ張るように、砲門を前に向かせた。

「うわっ、ととぉ!?」

 十字の金具が立ち上がり、高速で回り始める。その刃に時折生じる電磁波。

「減圧…!? ぁ、く!」

 翼が刀を地面に刺し、苦しげに片膝を突いた。

 公園を幕のように覆っていたパープルライトが、SFアクションの中粒子ビーム砲のように、砲門へと集まる。光の弧は生まれては重なり密度を増していく。

「なんかよく分からんが――これで全部、吹っ飛んじまえぇッ!」

 ガジャゴッ!!

 ケイはレバーを力一杯引っ張った。それがトリガーだったようで、滞空していた光の円が一点収束し、照射された。

 細いレーザー光線なのに、見た目以上に反動が凄まじい。

 ケイはレーザーを横にずらしていく。レーザーメスのように動く光線が、ノイズを左から右へと焼いて炭化させていく。広場にはびこっていたノイズも、響を捕まえていたノイズも、全て焼き払われた。


 ケイはレーザー砲を落とし、その場に崩れ落ちた。
 呼吸が苦しく、腕に来た反動が痛む。

「ケイさーん!!」

 駆け寄って来たのは響だった。

「大丈夫ですか? どこかケガしたんですか?」
「ケガは、して、ないけど……これ……きっつかったわ。かなり」
「ケイさんがシンフォギア装者だったなんて……」

 そこで黒い車が現れるなり、勢いよく広場に乗り上げた。運転席から降りてきたのは、ガタイのいい中年男性。

「無事か、翼!」

 翼は遠目にも呆然としているように見えた。手を握っては開き、目は見開かれている。

「こぉんな土壇場で新しい装者なんて」

 はっと顔を上げると、髪を頭の上でまとめた白衣
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