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僕のサーヴァントは魔力が「EX」です。
戦闘開始
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ンサーは何もないところから光の槍を作り出してその手に取り、体から放つ光を強めて更には稲妻を纏いだした。……何で戦闘態勢にはいっただけでこんなに派手なエフェクトがでるの? やっぱりこのランサー、マトモな英霊じゃないって絶対。

「……! ッ!」

 ランサーは僅かに両膝を曲げて見せると次の瞬間、あり得ないほどの高さまでジャンプをした。それだけでも驚きなのに、その後彼女は何もない空中を足場にして、こちらに光の槍を構えて突撃をするという物理法則を完全に無視した動きを見せた。

 ……!? 速い!

 雷光を纏いながら突撃してくるランサーの姿は正に「人の形をした落雷」だった。

 ランサーのクラスに選ばれるサーヴァントは総じて敏捷のステータスが高い者が多く、その為「最速のクラス」と呼ばれている。そしてあのレーベンのサーヴァントは、そのランサーに選ばれた中でもトップクラスの敏捷を誇っているのが分かった。

 攻撃の速度はそのまま威力となる。普通のサーヴァントでは高速どころか「光速」と言っても過言ではないランサーの突撃を防ぐことは難しいだろう。……だけど。

 ガキィン!

 アリーナに金属同士が勢いよくぶつかり合う音が響いた。

 それはアヴェンジャーが操る骸骨の人形が両手に持つ二本の刀を交差させてランサーの槍を受け止めた音だった。

 確かに普通のサーヴァントだったらレーベンのランサーの槍を防ぐことは難しいだろう。だけど僕が契約したアヴェンジャーは「普通のサーヴァント」じゃない。

 さあ、戦闘開始といこうか。
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