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夢のような物語に全俺が泣いた
怪物祭の出来事と別れ
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体とサヨナラする。

「紫電の味はどうだ虫野郎!」

そう言って俺は地面に降り立ち、全力で駆け出す。
奴の体はミスリルと言って良いほどに固い。
そんな固すぎる体に剣なんて振ってたら何本あっても足りないだろう…無限だけど。
兎に角それならば、と体内に直接響くダメージ…電撃をチョイスしたわけだ。
しかし、それだけではダメだと言うことくらい分かっている。
だからこそ足防具をペルシアブーツに変更し、エルヴィンマントを装着したのだ。
移動速度および回避性能向上の効果を持つこの装備で全力ダッシュして虫野郎から離れる。

『グルゥジャァァア!』

後ろの方から虫野郎の咆哮が轟く。
今の時点でかなり離れただろうが、地面を這うようにして追いかけてくる。
走りながら障害物となる建物を破壊してくる。これ、誰が直すんだろ…。
そんなことを考えながら詠唱を始める。

【天候満る処に我はあり】

先程の紫電でそれなりに聞いたんだから、魔法ならもっと行けるだろ。

【黄泉の門開くところに汝あり】

普段ダンジョンで使うことのできないこの魔法。
やろうと思えば使えるが、やったらやったで埋め立てられるのが目に見えているのだ。

【出でよ、神の雷】

さぁ、受けてみろよ虫野郎。
これがテイルズで秘奥技としても存在する上級魔法だ!

「インディグネイション!」

その日、一人の冒険者がその現場を遠くから見ていた。
一直線に走っていくモンスターの頭上に巨大な魔方陣が現れ、その中心を射抜くかの様に落雷した目映い雷。
モンスターを消し飛ばし、その範囲内にあった建物すらも瓦礫に変えてしまった。

その少年は、この惨劇の犯人であろう少年を見て、こう思った。

「…………人間?」








や、やり過ぎた…?
俺の目の前には巨大なクレーターが存在する。
更にはその周りにあったはずの建物を完璧に巻き込んでいる。

「これってやっぱり弁償…だよな?」

「普通に行けば…そうなりますね」

「ですよねー…て!ユウちゃん!?」

ビックリした。
いつのまにか俺のとなりにユウジさんの妹であるユウちゃんが立っていたのだ。

「ところでその服は?」

見ればアイドルを連想できる衣装を着込んでおり、心なしかユウちゃんの周りを緑色の粒子が飛んでいるように見える。

「私、先程まで歌っていたんですよ?ステージで」

ユウちゃんはスゥっと息を吸い込み――

「――――♪」

歌い出した。
その瞬間にぶゎっと舞い上がる緑色の粒子。
清んで、それでいて響き渡るような歌声に、俺は一瞬で虜になってしまった。
周りからはガラガラと音がして、見てみれば建物の瓦礫等が独りでに動き、集まり
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