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1.東方神無異伝
スキマ妖怪

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山々に囲まれ、隠れるように存在していた廃れた集落。

『元』幻想郷である。

そこにいた八雲 紫は、幻想郷であった所を見て回っていた。

紫「少し前まではあんなに活気があった人里なのにね??????。」

少し進むと、崩れた一軒家を発見した。

紫「ここは風化が進んでいたのかしら??????ー」

紫が触れようとすると、柱らしき木材がガタッと動く。

驚いて紫は後ろに下がる。

ガタガタと動き出し、バチッと音が鳴ったと思うとひょっこりと白夜が出てくる。




ー白夜は謎の穴を通った後、空中へ放り出され落下した。

それが今は崩れた一軒家の真上だったのである。

その家自体かなり古く、白夜が落ちてきた拍子に崩壊した。

そのとき紫は遠くにいたため気がつかなかったー




そういった経緯を辿り、白夜が出てきたのである。

落下した際に打つけたのか、頭から血を流している。

紫の存在に気がつくと、近くに寄って見上げるように紫を見た。

白「おまえ、ニンゲン、じゃないな。

よー、かい、か?」

イントネーションもおかしく、たどたどしいながらも一生懸命質問する白夜を見てクスリと笑う紫。

目線を合わせると、白夜は警戒する。

小動物みたいだと思いながら紫は答えた。

紫「私の名前は八雲 紫、あなたの言う通り妖怪よ。

前まではスキマ妖怪と呼ばれていたわね。

あなたの名前は?」

白「んと????、禍、禍 白夜。

望まれない存在だから、禍。」

紫「そう????。」

紫は悲しそうな顔をする。

白「でも、ゆかり優しい。

俺、ゆかりのことたすけたい!」

驚いた顔をした後、困った顔で紫は問う。

紫「私は悪い妖怪かもしれないわよ?」

白「そんなことないよ。」

紫「あら、どうしてかしら?」

白「だって、俺がゆかりを善いようかいだって決めたから。

誰が何と言おうと、俺の中でゆかりは優しくて善いようかいだよ。

善いか悪いかなんて、そいつの考え方次第だもん。

俺はゆかりが善いようかいだから、優しいって言った。

ゆかりは、俺を見ても怖がらなかったから善いようかい。

あと、俺のちょっかん。

だからゆかりは悪いやつじゃない。」

かつての活気あった幻想郷が脳裏に蘇る。

友人であった者が言ってくれたその言葉を、そのままリピートしたかのよう。

紫は、ありがとう、と泣き笑いながら言った。
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