暁 〜小説投稿サイト〜
101番目の舶ィ語
第三部。終わる日常
プロローグ。キンジの日常
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よお、元気か? さて、今回も前回同様にハーレムを作りあげた男の話を語ろうと思うのだが。
……なんだかうんざりした顔をしているな?
まるで俺の話を聞きたくないみたいじゃないか!
ははーん、さては「こんな調子で百人もの物語こと、美少女を集められるのか?」みたいな心配をしているんだな?
まあ、普通に考えたらこの調子だと無理だろうな。
今のところ、ハーレム要員はまだ四人しかいないし、一見すると攻略されてる感じの子達をいれても百物語にはほど遠いしな。
だからお前らが無理だと思うのも解るぜ!
だが、だがな。
奴はハーレムを作りやがったんだ。
なんせ奴は百物語の主人公でもあり、不可能を可能にする伝説の男だからな。
不可能という言葉はやり難い、成し遂げるのが困難というだけで、無理ではないのだからな。
それにどんなものにも抜け道や裏技があるものだろ?
よく聞かないか? ギャンブルで必ず当たる方法とか、絶対モテる口説き方とか!
あれ? さっきまで話を聞きたくなさそうにしてたのになんだか聞きたそうな顔をしているなぁ。
大変解りやすい反応だから話す俺としては楽しいぜ!
……まあ、その手の裏技系のほとんどは眉唾ものなんだけどな。
そんな方法が実際にあるはずないけどな。
あったら、世の中の誰もがバラ色の人生を歩めるはずだし、わざわざその方法を他人に教えてくれる親切な人なんて、そうそういるはずないんだからな。
おっと、話が逸れたな。
で。その方法というのが。
そう、ライバルの登場という奴だ。
……って、おいおい。
なんでまたげっそりして溜息なんて吐くんだよ?
ライバルだぜ、ライバル。
涙あり、笑いあり、友情あり。
信念と思想の戦いの果てに培われたそういったものは、物語を盛り上げるのになくてはならないキーワードみたいなものだろ?
……だから、げっそりするなって!
わかってるよ。
どうせまた、ライバル戦とかいっておいて、結局可愛い女の子達とイチャイチャするだけだろう、って思っているなら……まあ、その通りだけどな。
つまり今回はそういう裏技があるせいで、ライバルが出たり、余計なバトルに巻き込まれたりして大変な目に遭うみたいな話だ。
いつの世も、楽をしようとすると楽してるはずが実際には大変な道を歩んでいた、そういう教訓的な話の内容だ。
やっぱり苦労をして生きる方が充実した楽しい人生を歩めるのかもしれないな。
おっと、また話が逸れたな。
では、百物語のエピソード3を語ろうとしよう。












とある都市伝説系サイトに記載された書き込み。
目撃者Aさんの話。

これは、私と私の友人が体験した恐怖体験である。



20?年?月?日。境山峠道。




一台の車が暗い
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