第7話
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クラスに入ると視線が集まった。その顔は困惑である。
「昨日はすみません。貴方は嫌がっていたのに百代先輩と闘わせてしまいました」
葵が俺に頭を下げる。
「いや、俺ももっとはっきりと断ればよかったろ？気にすんな」
「そう言ってくれるとありがたいです」
「もう大丈夫なのか、いやな音が響いてたんだぜ」
今度は準だ。いやな音まで響いていたとは思わなかったな。インパクト音で耳が少しやられていたからか？
「もうすっかり元気だ。でももう一回は勘弁だぞ？」
「やらせねえよ。あんな化物に勝てる奴なんていないからな」
クラスの面汚しが！とか言われるのかとちょっぴり思ってたけどそんなことなかったようだ。
相手は武神の異名を持っていたからかもしれない。
放課後クラスで時間を潰す。他の生徒は帰りのHRが終わるとさっさと帰って行った。
名前のよく知らないモブは勉強の為だろうか。葵達はよるところがあるからとさっさと帰った。
俺が時間を潰すのはある人物を待っているためだ。気配が少しずつこちらへとやって来る。
「来たか。よう由紀江、久しぶりだな」
「はい、お久しぶりです。龍夜さん」
由紀江にはまだ実力云々は説明していなかった。その内会いに来るとは思っていたからだ。
「聞きたいことがあって来ると思ってたよ？」
「じゃあ、昨日の闘いはやはり・・・・・」
「ああ、本気じゃない。理由は今説明する」
由紀江に説明する。納得してくれるかは別として俺の今後の目標を話した。
「そうですか。龍夜さんらしいですね？」
「俺らしい？」
「私との稽古でもわざと驚かせるようなことをしたじゃないですか」
稽古でも何度か由紀江の驚いた顔を見ていた。
「この話は内緒な？知られたら楽しみが減っちまう」
「わかりました、ですが今度手合わせお願いします」
「よろこんで」
由紀江と少々話してからふと思い出したことがあった。
「そういえば恋と同じクラス？」
原作通り由紀江がCクラスにいれば恋と同じクラスだろう。
恋も由紀江と何度か顔を会わせているから知らない中ではないはずだ。
「はい、・・・・まだ気軽に話せる友人がいないので恋ちゃんが話相手になってくれます」
そう言う由紀江はちょっとうれしそうだ。だが友人があまりいないと言うのはどうかと思う。
俺もあまりいないので人のことは言えないのけど・・・。
「まだ入学してそんなに経ってないからな。これから友達は増えるさ」
「はい！！」
恋が一人ぼっちでないなら別にいいんだ。
クラスの中でハブられるなんてこ
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