暁 〜小説投稿サイト〜
エターナルトラベラー
第三十話
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言って勢い良くカーテンを閉めた。

むむ、もう少し見ていたかったのだが…まあ、その内家で着てくれる機会もあるだろう。

その後、食器やタオルなども買い、帰宅した。


さて、帰宅した俺は買い物袋の中から買っておいた矯正箸と小豆を取り出す。

取り出した小豆を皿に盛り、もう一つ空の皿を用意。

「さて。フェイトー、ちょっとこっち来い」

「あ、はい」

まだ遠慮が残る声で返事をしたフェイト。

「箸の使い方の特訓をするよ。まあこの箸は正しい持ち方が出来るように開発されたものだから、頑張ろう」

「はい」

元気良く返事をしたフェイト。うん、いい返事だ。

「何やるの?」

興味を引かれたなのはやソラが近づいてきた。

「定番と言ったらこれだろ。小豆移し。皿に盛られた小豆を一個ずつ隣の皿に移動させていく。これが出来るようになればもう怖いものは無いよ。あ、そう言えばなのはもすこし持ち方がおかしいか?」

「にゃ?私は大丈夫だよぉ。ささっ!フェイトちゃんやってみよう」

話が自分に向いた瞬間に急いで話を反らしたなのは。

「まあ、今回は左利き用の矯正箸は買ってこなかったからな。また今度ってことで、フェイト?」

やるぞーと声を掛けて矯正箸を持たせる。

「それじゃ、よーい、始め!」

もくもくと目の前の小豆と格闘するフェイト。

最初のうちはフルフル震えながら一個移動させるのも時間がかかっていたのだが、繰り返すうちにだんだん時間が短くなっていく。

しかし驚異的なのはその集中力。

普通ならば飽きてしまうだろう作業を凄い集中力を持ってやっているので上達も早い。

これならすぐにマスターするだろうて。

案の定、フェイトは一週間もかからないうちに何でも箸で食べれるようになっていました。

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