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幸運E−のIS学園生活
この思い、正しく愛だ!!愛は全てを超越する!!
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「うむ!こっくんそっちの機材とって貰っても良い〜?」
「へいへ〜い」

もう直ぐ臨海学校で楽しい海でのスイミングをしようと思っていたのに、そんなお楽しみの臨海学校の前日に俺は束さんに呼び出された。束さんからの召集に俺が応えないという選択種は無い。当然のように束さんの下へと急行した。要件は開発が最終段階の新型ISの調整の手伝いだった。新型、原作の流れ的に考えればこいつは『紅椿』。

「う〜んとね、こっちはこうしてこうすれば………出力と安定性40%上昇!流石束さん!!」
「思いつきの構想で、ぶっ飛んだ理論を確立しないでくださいよ」

紅椿、それは、俺が白式に使った展開装甲をふんだんに使用したISであり、専用機持ち達の高度な戦いを目の当たりにし、自分を置いてどんどん前に進んでいくいっち―に対する不安や、共に並んで立つことができない自分への不甲斐なさ、彼に対する恋心、そういった箒嬢の想いによて生じる専用機がほしいという願いによって生まれるはずであったもの。だが妙だ、この世界での箒嬢はほとんど俺と共にいた。

「束さん、このISは一体なんなんです」
「何って?如何言う事かな?」
「明らかに装備の桁が違う、ゴーレムではない何か。誰にこれを渡すんです」

俺の考えが正しければ、恐らく………

「箒ちゃんへの、プレゼントだよっ♪」
「!!!」

矢張り………箒嬢の専用IS!!

「何故です、彼女が望んだからですか」
「ううん、違うよ。こっくんも知ってるでしょ?箒ちゃんの立場は危うい、私の妹ってだけで」

それは勿論だ、貴方の妹という事だけで幾らでも利用価値がある。彼女を人質にとって貴方を手にしようと考える輩もいるだろう。

「俺が傍に居るって事を忘れてませんか?俺にとって彼女は大切な人になっている。そんな彼女を守るのも俺の役目」
「うん解ってる、でもね。お姉ちゃんとして何も出来ないっていうのは辛いの………」

そう涙を零しながら呟く彼女の顔は、普段彼女からは想像できないほどの悲しみで覆われていた。束、さん?泣いてるんですか、貴方は………?

「本当だったらもっと、明るくて楽しくて良い未来が待ってたはずなのに、私が箒ちゃんの未来を壊しちゃった………。何時も、何時も何時も、恐かった……。私のせいで箒ちゃんが傷つくのが………だから私は箒ちゃんを傷つける奴を消してきた。どんな手を使ってでも!!あるときは社会的に、ある時は財産を全て奪って、ある時はこれ以上無い絶望を与えて……」

束さんがとった方法は正しい方法ではないはずなのに...でもなぜか………でも何故か正しいようにも感じられてしまっている。束さんに感化されすぎたか?いや、俺にとっての箒嬢はもう掛け替えの無い女性。そんな彼女に危害を加える奴は消えた方がいいと、何処
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