暁 〜小説投稿サイト〜
幸運E−のIS学園生活
ストレスの溜め込みにはご注意を
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「………簪、サーベルが完成した」
「ありがとう、次はこっちを手伝って貰っても良い?」
「了解した」

どうも皆さんオハロー御座います、貴方の後ろに這い寄る殺し屋キラー衛宮です。本日は此処、整備室にて簪さんの武装を作っております。えっ箒嬢とはどうなったかって?………お察し下さい。もういろいろあったんですよ、もうこの話は無しね!!勘弁してくれよ!!

「ん?」
「如何かしたの?」
「………すまんな簪、今日は此処までで良いか?」
「別に良いけど、どうして?」
「お客さんだ」

久々にきやがったな、丁度良い今俺は色々と溜まっちまって今にも爆発しちまいそうだったんだ。その捌け口になって貰うぜ………。数はざっと50ってとこか、すくねぇが少しマシな奴もいるみたいだな………おもしねぇ、最近知ったが、俺の身体は最早英霊とほぼ変わりないステータスだ。それを何時も抑えているのが二柱の英雄、束さんには感謝しねぇとな。

さてと、この辺で良いか。このあたりは木で視界が悪いがその分生徒どもにはバレ難いだろう、さぁて久しぶりに行くか。

「一人になってくれるとは何とも愚かだな衛宮 心」
「んだてめぇら」
「我々と共に来て貰おう。お前と篠ノ之 束は親密な関係にあるという情報は得ている」

ちっ、以前に一緒にアイス食ったのがばれたか。いや、俺が束さんの頬についてたアイスを舐めてたのが原因か。強要されたんだよ馬鹿野郎!!

「俺を使って束さんを呼び出す気か」
「そうだ、抵抗は無駄だ。幾ら紅騎士、蒼騎士と呼ばれる貴様でもこれだけの数では勝てまい」

俺が、勝てない………か、ククククク、クカカカカカカカ!!!面白い!!やってみやがれ!!俺の裏の顔、残酷な殺戮ショーの開幕だ!!

「捕らえろ」

木の上、草の陰、様々な場に潜んでいた亡国の特殊作戦実行部隊の面々が銃から鎖状の弾丸を発射した。それは真っ直ぐと心の身体に巻き付き、身体に食い込み動きを完全に封じる。

「意外に大人しいじゃないか、良い子だ」
「クキィ、クカカカカカ!!!」

狂気、突如不気味な声で笑い始めた心に部隊の人間も多少なりとも驚いた。だが恐怖で動転デモしたかと切り捨てたが笑い始めた瞬間、心の姿が異形なものへと変化していた。血糊で赤く黒ずんだ身体、両手には鎖がされながら巨大な鎌を持っている。まるでこの世の生き物の魂を狩りに来た死神を思わせる姿をしている。

「ウィィイハッハッハハハ!!!祭りだ祭りだァ!!どいつもこいつも血祭りに上げてやらァ!!」
「な、なんだこいつ。いきなり人格が変わったように!!」
「ウィヤァハァー!祭りだァ!!!!」

身体全体に力を込めると自身を拘束していた鎖全てを破壊し、狂戦士の如き狂気乱舞の雄叫びを上げながら敵へと向かっていく。
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