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ローマの終焉
1部分:第一章
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、それでは」
「今からですね」
「サインを」
「そうしよう」
 こうしてだった。皇帝はサインをした。そしてそのサインは。
 フランスに渡った。豪奢な服を着た片足の悪い男がゆっくりと玉座に向かいだ。そこに座っている白い、どうにも似合っていない豪奢な服に身を包んだ小柄な男に対してだ。そのサインを差し出したのであった。
 足の悪い男はだ。その玉座の男に対して述べた。

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