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詩集「棘」
Desolate

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紫煙 漂う…この部屋は
ただの檻…僕一人

緩やかな時 来てはまた去ってゆく
此処にある想いは留まり
僕を強く…縛ってる…

罪も無く生きれたら…
手を取って…握ってくれた…?

愛した人は 僕を素通りして
まるで見えてないかのように…
いつか君は…見てくれる…?


思い出だけじゃ生きていけない
温もりが此処には無い…
寂しいだけの…現し世だから…

風の中…夏薫る…
何処にいるの…愛しい君…

紫煙 漂う…この部屋は…
ただの檻…僕一人…




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