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極短編集
短編78「あなたへ私の独り言」
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が目の前にいる時に!久し振りに話せてたのに!キャー止めてよ〜!と言ってる間に、アイツはいなくなったいた」

○月×日
「アイツに会いたいと、凄く思う日はいつも雨の日だ。……入ってけよ!って、傘を忘れて、雨の中トボトボと歩いていると、アイツは何気なくなく言って、傘に入れてくれた。他愛もない話しをした。もっとアイツといたいと、この時、初めて思った」

○月×日
「殴られたってよ!と友達が教えてくれた。私に抱き付いて来た男子とアイツがケンカをしたらしい……男子を見ると、ホッペを腫らしていた。その後、その男子が抱き付く事はなかった」

○月×日
「なんで殴ったの?と聞いてみたい……私の為?そんな事ないよなあ。でも、そうだったら……お前の為にやったって言われたらどうしよう!」

○月×日
「お前の為……まんまと言われた。私はとんでもなく真っ赤な顔をしていたに違いない。なんでケンカしたの?と聞いたら……もうすんなよ!と言ったら殴られたと言われた。だから、殴り返したのだそうだ。もう変な事するな!と散々殴り返したら、泣きながら謝ったと言っていた。でも……許してやってくれよ……もしまたあったら、お前の為に殴るからさあ、と言っていた。なにか男同士の約束があったらしい……しばらくして、あの男子が謝ってきた。もちろん、もうしない事を約束に許してやった」

○月×日
「アイツは野球をしていた。日曜日に試合がある。見に行こうか、どうしようか迷っていたら……電話があった!明日、試合あるんだけど、見に来てくれないか?えっなんで!?と言うと……見て欲しいから……と言って切れた。」

○月×日
「アイツって、モテてんだなあ〜って思った。試合を見に行って分かった。アイツには凄い声援があった。バッターボックスに立つアイツ。私の知らないアイツがいた。ピッチャーの球を、軽くコンっと当てたかと思うと、ホームランだった!私は思った……野球って簡単!?」

○月×日
「月曜日にアイツが私の教室に来た。どうだった?と聞かれたから……凄いね!と答えた。凄いね!簡単そうだった。当たれば跳ぶんだね!と言ったら、頭にチョップされた。次回も見に行く約束をした」

○月×日
「見ていると簡単そうに、球を打ち返しているアイツ。そうそう、見に行った後、アイツに誘われてバッティングセンターに行った。打ってみろよ!と言われて打ってみた。……当たらない!ブンブン振ってると、一回だけ当たった。球は変な方向に跳ぶし、手がビリビリして痛かった。アイツは、なっ!簡単だろ?とウィンクして、飛んで来た球をカキーンと打ち返していた」

○月×日
「野球の試合では、私は目立って応援しなかった。だってアイツの応援団が凄いからだ!下手に仲が良い所を見られたら、どうなる事か分からな
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