暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
亡霊の正体
[1/7]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
翌日・・・竜の谷にて

「し・・・シユウさ〜ん・・・?」

現在竜の谷では、昨日手紙で呼ばれたシリルに化けたヨシノがシユウの名前を呼んでいる。

(わざわざ手紙で呼び出すなんて・・・大事な話ってもしかして・・・)

シリル(ヨシノ)はソワソワしてシユウの到着を待つ。

「シリル!」
「ひゃあ!!」

突然後ろから抱きつかれたシリル(ヨシノ)は驚き、悲鳴をあげてしまう。

「来てくれてよかった」

そんなシリル(ヨシノ)にシユウは笑顔で言う。
次にシユウは周りを見回し始める。

「・・・シリル一人?」
「は・・・はい!あの・・・大事な話って・・・」

シリル(ヨシノ)はシユウを見上げる。シユウはそんなシリル(ヨシノ)を見つめる。

「・・・シリル」
「・・・・・」

シリル(ヨシノ)は何を言われるのか想像してしまい、ドキッとする。
しかしシユウは突然、シリル(ヨシノ)の腕を掴み歩き出す。

「来て!」
「えっ・・・」
「見せたいものがあるんだ」

シリル(ヨシノ)はシユウに腕を引かれ、そのままついていく。
しばらく歩くとさっきまで黙っていたシユウが口を開く。

「昨日みんなが帰ったあとに見つけたんだ」
「見つけたって・・・何をですか?」

シリル(ヨシノ)の質問に答えるように、シユウが前を指さす。

「行方不明の人たちを・・・」

シリル(ヨシノ)もそちらを見ると、そこには村の人たちが氷漬けにされている光景があった。

「みんな・・・!!なんでこんな・・・」

シリル(ヨシノ)はそれに近寄る。それを触るとシリル(ヨシノ)はそれが氷だということに気づく。

(氷!?それなら・・・)

シリル(ヨシノ)は近くにあった大きめの石を持つ。

「待ってて・・・すぐに助けるから!!」

シリル(ヨシノ)はその石で氷を砕こうと叩く。しかしその氷は壊れるような気配はない。

「シリル!そんなんじゃ壊せないよ!!」
「でも!!」
「これは普通の氷じゃないんだ!!」

シユウはシリル(ヨシノ)を止める。シリル(ヨシノ)はその勢いで石を地面に落とす。

「俺もいろいろ試したけど・・・どうしても壊すことかをできなかったんだ」

シユウはシリル(ヨシノ)の肩に手を置き言う。

「シリル・・・やっぱりみんなを助けるには、竜の宝の力が必要だと思うんだ。
もう一度・・・あの石の使い方を考えてみてくれないか?」

シユウはシリル(ヨシノ)の耳元でささやく。シリル(ヨシノ)は一度固まるが、シユウに向かって話始める。

「昨日・・・シャルルに言われて気がついたことがあるんです」
「え?」
「亡霊騒ぎが始まった半
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ