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インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
加賀さん再び
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ね……」

前世でもそうだが、こっちでもかなりの愛着のある機体だっただけに残念である。

「……福音はどうなりましたか?」

「何故かは分からんが、今現在も近くの海域に止まっている」

「……そうっすか……」

確か、今度は総力戦。この旅館の近くで事が起きたような気がする。
俺もこちらにきてから少々長くいたためか、前世の記憶が曖昧になっているような気もする。
だが、記憶が正しいならば、今夜、福音は来る。

だが、俺のサバーニャは動かない。
つまり、俺は出撃できない。あいつらが戦うのを見ることしかできない。

だが、手はある

「よいしょっと」

「どうした、御堂」

急に立ち上がった俺に疑問を持ったのか、織斑先生が聞いてくる。

「なに、機体がないのなら、新しくもってこればいいんですよ」












「さっすが加賀さん!! 頼りになるっ!!」


ここは朝に専用機持ちが集められた場所。
そこで、俺は遥か上空を飛ぶヘリの姿を確認した。
ヘリには我らがゴッドカンパニーの文字

「中くーーん!! 今から行きますよぉーー!!」

突如、ヘリの扉が開き、一人の男が顔を除かせた。
小さすぎて顔は確認できないが、声からして加賀さんだろう

「御堂、あの人は?」

「加賀さんです。 まぁ、俺の義父ですよ」

隣でことの次第を見守る織斑先生が上空を見つめる。
織斑先生だけではない。
この場所には一夏他五名の専用機持ちにプラスで篠ノ之博士もいらっしゃる。
俺が加賀さんに電話をかけているところを聞いていたようだ。

「お、あれか」

気づかなかったが、よく見ればヘリのしたに何か取り付けられている。
大きさから見て、あれだろう

やがて、パラシュートを準備した加賀さんが姿を表すと一気にとんだ。
もちろん、ヘリにくっついていたお荷物を含めて、だ












着地まで意外と長いのな






「や、待たせたかな」

「いえ、むしろ早かったですよ。 加賀さんやっぱスゲェです」

「ハハ、そうか。ならよかったよ」

そう言って、いつものようにイケメンスマイルを浮かべた加賀さん。
うむ、一夏に勝るとも劣らずだな!!

「で、やっぱりこれがあれなんですよね」

「ええ。 と、その前に中君、サバーニャを出してくれ。今のうちに回収しておきましょう」

頷いた俺は首からピストルの形を模したネックレスを外して加賀さんに預けた。
それを懐にし舞い込む加賀さんは確かに、ともう一度笑った。
ちなみにではあるが、加賀さんには福音のことは言っていない。
今回のこれはた
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